2.不眠症薬
中国漢方では、五臓六腑(ぷ)の中の「心(しん)」には、思考・精神作用の中枢があると考えます。精神活動を安定させるには、心を養う栄養物である血、陰(体液)、気が充実しなければなりません。これが不足すると不眠となります。
不眠改善のために普段から気を付けたいのは、良質のタンパク質を取ること、就寝3時間前には食事を済ませ、コーヒーなどの刺激物は避けることです。また、寝る前に温かいカモミールティーを飲んだり、タマネギのスライスを枕元に置いてみるのもいいですね。
それでも改善できないときには次の3つの漢方薬をお勧めします。 帰脾錠(きひじょう) 心労が重なり気血を消耗して、「夢が多く目が覚めやすい」「動悸(き)がする」「体がだるい」というときに。
天王補心丹(てんおうほしんたん)高齢になって、陰(体液)を消耗したり、慢性の病気があったりで、「イライラして眠れない」「めまい、耳鳴りがする」「足腰がだるく口が渇く」「夜中に目が覚めてそのまま眠れない」というときに。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)神経の興奮を抑える作用があります。不安感が強くて、「寝付きが悪い」「怖い夢を見て目を覚ます」というケースに。