子供ができなくて悩んでいます

前回は男性の性に関する質問でしたが、女性から多いのが不妊の相談です。

 日本では、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などの漢方を不妊治療に使いますが、中国には周期療法という治療法があります。これは月経の周期に合わせて薬の配合を変え服用するもので、体調を整え、受精しやすく、妊娠が継続できる健康な身体をつくる方法です。

1.月経時 2.低温期 3.排卵期 4.高温期と基礎体温表を見ながら、薬を服用してもらいます。

1. 月経時=子宮内の血液を体外へきれいに排出させる漢方薬。
2. 低温期=卵巣内の卵子を育てる漢方薬。
3. 排卵期=卵子を排出して、卵管を通じて子宮内に送り込み、卵子を受精可能な状態に育てる漢方薬。
4. 高温期=受精卵を子宮内に着床させ、妊娠を継続するための漢方薬。

 この周期療法は月経周期がある程度正常な方が対象です。生理不順(周期が長い・短い・不定)や、子宮内膜症、子宮筋しゅなどがある方は、ある程度リズムを改善した後に、周期療法に移行されるとよいでしょう。また、必ずはじめに基礎体温表はつけていただかなくてはなりません。それに前回の男性側の問題解消も含め、ご夫婦で取り組んでいただくことが近道と思います。

                        《資料提供;日本中医薬研究会》