97.漢方で体質別の花粉症対策を
-毎年ひどい花粉症に悩まされていますが、今年は花粉の飛散量が少ないと聞いて少し安心しています。眠くなる薬や点鼻薬はなるべく使いたくないと思っています。漢方だけで乗り切れるでしょうか。(29歳・女性)
普段の生活に支障が出るほど花粉症がひどい方にとっては、春をいかに乗り切るかが重要課題ですよね。
体質改善を促しながらオーダーメイドの治療を行うのが漢方のスタイル。
水っぽい鼻汁が多い、鼻が詰まる、くしゃみが出る、のどの痛みはなく目も赤くないーという「寒体質」の人には、最もポピュラーな鼻炎漢方「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」が良いでしょう。涙目、くしゃみ、鼻汁、タンや鼻詰まりなどの症状を改善し、体を温め乾燥させる効果があります。
また、体が熱っぽく、目・鼻・のどの粘膜が腫れ、目がかゆく、黄色く粘ついた鼻汁が出る「熱体質」の人は、風邪薬としても使う「銀翹散(ぎんぎょうさん)」がお勧め。
症状に関係なく、粘膜のバリアー機能を高めるオウギの入った「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」を組み合わせると、さらに効果が期待できます。
ちなみに今回紹介した漢方はいずれも、飲んでも眠くならず、一般のサプリメントや健康食品とも併用できます。ただ、漢方もお薬なので、服用の際には、専門家にきちんと相談しましょう。