100.口にするものの大切さ

-社会人になり、親元を離れて一人暮らしを始めた途端、、ひどい便秘になりました。思い当たる変化といえば、忙しくて自炊をする時間がなく、外食ばかりしていること。苦手な野菜を口にすることも減りました。やっぱり食生活が原因でしょうか。
                       (22歳・女性)
 普段何気なく口にしているものが私たちの体をつくり、良くも悪くも健康に影響を与えるということ。だから、決して食べ物を軽視してはいけないこと。今回のことは、そんな当たり前の事実に気付き、改めて自分の健康や食生活について考える良い機会になったことでしょう。
 口にするという意味では薬も食べ物も同じ。”薬食同源”という言葉もあるように、どちらも生命を養い、健康を維持する役割を持ちます。野菜としておなじみの山芋やシソが漢方薬として処方されている事実が、その良い例でしょう。
 漢方では体を構成する「気(生命のエネルギー)・血(血液とその機能)・水(体液)」の状態によって体質を診断します。そして食物の五味、酸・苦・甘・辛・鹹(かん・塩辛いの意)の持つ効用などを考慮し、体質に合った食養生(普段の食事による健康管理)を導き出します。
 自分の体質を知り、それを踏まえて食生活を見直すのが健康への第一歩。食べ物も薬も、”自分の体に合ったものを適量とること”が大切なのです。