112. 不眠の改善を促す5つの養生

ー最近、ストレスで熟睡できません。日中も体がだるく、仕事の能率が上がらず困っています。睡眠薬を飲んだ方がいいでしょうか。(34歳・女性)

 睡眠薬を使うのも一つの手ですが、あくまで対症療法。不眠の改善には、体のバランスを整えることが大切です。下記に不眠の養生のポイントをまとめましたので参考にしてください。それでも改善が難しい場合には、次のような漢方を用います。
 心身は疲れきっているのに眠れないという人には「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」、最近、驚きやすくなった、悪夢をよく見る、不安やイライラが強くなった・・・そんな人には「温胆湯(うんたんとう)」を。また、年齢を重ねるにつれ、動悸(どうき)、息切れ、口の渇き、高血圧症に起因する頭痛・めまい・肩こりなどに悩まされ、健康面での不安から不眠になった人には「天王補心丹(てんのうほしんたん)」を処方します。
 不眠の養生の5つのポイントを守って漢方の効果を高めましょう。

[1]寝る前はリラックス
 寝る前4時間のカフェイン摂取、1時間の喫煙は避ける
[2]寝る時間にこだわらない
 眠たくなってから床に就く
[3]昼寝は短めに
 午後3時まで、30分以内に
[4]積極的に早起き
 寝床で長く過ごしすぎると逆に塾眠感が減るので、起きたら日光に当たる
[5]アルコールは控える
 寝酒は一時的には眠りを誘うが、深い眠りを減らす