122.4月の敏感な胃腸に「開気丸」

-春は人事異動などで、体がストレスを感じているようで、胃腸を壊しがちです。よい漢方はありますか。(42歳・女性)
 環境の変化の多い春は、精神的にも病変を起こしやすく、また”肝っ玉のすわった人”と言うようにストレスと関係が深い臓器「肝」への負担が掛かりがちです。
 新しい職場や学校、近所付き合いの悩みや不安が増え、胃が痛む、おなかが張る、下痢・便秘を繰り返すなどの胃腸障害が現れる方が増えてもおかしくありません。まずは朝早く起き、散歩や運動で全身の筋肉を緩め、気分をリラックスさせましょう。食べ物は酸っぱいものを少なくし(酸味の取り過ぎは肝を傷つける)、甘い物を適度に食べ、胃腸の元気を養いましょう。
 中国漢方では、この時季、痛みや下痢止めなどの治療だけでなく、肝の働きを高め、ストレスに対する抵抗力を強くし、胃腸の具合を整えるために「開気丸(かいきがん))」を使用します。
香りの強い薬草が多く配合されており、木香(もっこう)などには、うっ滞した”気”をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除く作用があり、また延胡索(えんごさく)には、優れた鎮痛作用があります。
 また、すぐおなかを壊しがちな方には、腸内菌質改善のために、L・ロイテリ菌という乳酸菌の摂取を漢方とともにお勧めしています。