139.夏の疲れと乾燥対策

―猛暑で頑張っていた体が、気が抜けたのか、今ごろ疲れが出てきました。空気も急に乾燥し、肌の調子も優れません。(34歳・女性)
 朝晩が涼しくなり、日中も空気が乾燥し、随分過ごしやすくなりました。しかしこの時季、女性にとって”乾燥”は大敵です。
 夏の間の大量の発汗、冷房による皮膚への負担、暑さによる睡眠不足、冷たいもの過剰摂取は、体の潤い維持が難しくなり、秋はいつも以上に乾燥に悩まされがちに。肌はもちろん、のど、鼻、口、髪、目の乾き、腸管の乾燥による便秘、女性の膣(ちつ)分泌液の不足をも引き起こします。また、乾燥によって体表の防衛力が失われ、免疫力が落ち、風邪・インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることも。
 このコラムにもたびたび登場する麦味参顆粒(生脈散)は、肌の乾燥に効果的な漢方。失われた体液を補い、潤いのある肌へと導いてくれます。保湿と消炎を同時にできる漢方保湿クリーム「瑞花露(すいかろ)」も有効。
 また、のどや鼻の乾燥には「潤肺糖しょう(じゅんぱいとうしょう)」、口内の乾きには「八仙丸」、コロコロ便には「潤腸湯(じゅんちょうとう)」、目の乾きには「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」肌や膣の乾きには「沙棘(さーじ)」、乾燥による手足の火照り、のぼせには「知柏地黄丸(ちばくじおうがん)」がお薦めです。