216.外出できない・・漢方で気晴らしを
主人は在宅勤務で憂鬱そう、私は外出できないことで気持ちが晴れず、イライラで子供や主人に当たってしまいます。(40歳・主婦)
ご夫婦で心身が不調というわけですね。春は人事異動、子どもの入学や進級、就職など、心配ごとも増える時季。そしてさらに今年は、屋外には大きな敵が蔓延しています。
憂鬱でやる気が出ない、イライラするなどの状態などを放っておくと、うつ病や不眠症、心身症につながります。
春はストレスと関係の深い臓器〝肝〟への負担が大きくなります。〝肝〟は単に肝臓の働きだけではなく、情緒的な働き、自律神経、運動神経など神経系の働きも有しています。日常生活では、早起きをして太陽の光を浴びましょう。食事面では、春菊、ミツバ、セロリなど香りのある食材で気を巡らせます。ワラビ、タケノコなど旬の野菜や、シジミ、アサリなどは肝の働きを整えます。
春の時季、ストレスからくるイライラが強い人には、漢方の「逍遥散(しょうようさん)」がお勧めです。逍遥とは、気ままに歩く、ブラブラ歩くという意味があり、病ではいろいろな症状が出たり消えたりする状態を表します。逍遥散は、自律神経の乱れに伴う不定愁訴改善とともに、胃腸の機能を整えつつ血液も補う働きを持っています。