238.現代医学と伝統医学(漢方)~二刀流のすすめ~

-最近、漢方を勧めるお医者さんが増えたように思うのですが、何故ですか?

はじめに、現代医学と伝統医学(漢方)の違い、利点と弱点をお話ししましょう。まずほとんどの病院やお医者さんは現代医学です。医学部や薬学部で勉強するのも、主は現代医学です。これは江戸時代にオランダから入ってきた蘭方から発展したもので、その時にもともとあった伝統医学が、蘭方に対して漢方と呼ばれるようになりました。
その現代医学の中心は検査で、検査で異常を見つけて正常に戻すよう、薬や手術を使います。異常を見つけたら、その治療はある程度確立されています。ただ異常がない、見つけられないときは対応の方法を持ちません。
今回の新型コロナウイルスも、姿が見えない間は手の施しようがなかったですが、正体が分かったら、ワクチンや薬が開発され戦いが始まりました。ただ、敵が変身(変異株)すると、また分かるまで対応できないのです。
この現代医学に対して伝統医学は、体の治る力をサポートするものなので、異常が無くても症状があれば対応できるし、ウイルスが何者かわからなくても、出た症状に対して対応します。また、感染しないのでなく、感染しても症状が軽く、また重症化しないサポートをしていきます。
こう考えるとお互いの利点を活用する医療、すなわち二刀流医療が必要だと考えるお医者さんが漢方薬が処方されるようになったと言えます。
私たちは検査はしっかりとして、これまで同様に衛益顆粒、板藍根、銀翹散で風邪・インフルエンザ対策をすることが、コロナ禍を乗り切る最良の方法だと思います。