241.五月病に使われる漢方とは・・・
-今春、新社会人として就職しましたが、緊張の連続で胃腸の具合が悪く、お腹が張り、困ったことにガスも頻繁です。(20歳・男性)
この時期、新人社員や新入生などによく見られるのが、環境の変化に心身がついていけない「五月病」。
新しい職場になじめないストレスで肝の気が停滞し、高ぶる人がいます。若い人や体力のある人に多くみられ、イライラしたり、怒りっぽくなったり、攻撃的な精神状態になりやすいこともあります。消化器系にも異常が現れ、胃やわき腹が痛む、ガスがたまり腹が張る、下痢や便秘をする、残便感が取れない―といった症状も現れます。
こうした場合、まずは、うっ滞した気の流れをスムーズに流すことで胃腸の機能を調整することが先決。漢方薬の「開気丸」をおすすめします。開気丸には、芳香性の揮発性成分を含む生薬が多く配合されています。木香(もっこう)、枳穀(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮などは、うっ滞した気をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除く作用があります。また、開気丸はその名の通り、うっ積した気を開くもの。ストレスと緊張が多い職場に勤める人にはスッキリ〝パワー〟を与えてくれるでしょう。さらに、香りのある野菜(シソ・セロリなど)を加熱せずに食卓に取り入れましょう