273.感染症対策は三重防衛 守る・防ぐ・戦う.
-我が家には受験生がいます。インフル・新型コロナ・マイコプラズマにはどう対策したらよいのでしょうか。(40歳代女性)
冬はさまざまな感染症が流行しやすい季節です。今シーズンはインフルエンザと新型コロナにくわえて、マイコプラズマ肺炎の3つの感染症の流行が心配されています。そこで大切なのが、三重防衛。三重防衛というと聞きなれないかもしれませんが、皆さんが普段行っていることです。
まず、風邪を引かない、引いても早く治すためには免疫力を高めることが大切。風邪を泥棒に例えると、免疫力はカギのかかる家のようなものです。睡眠をしっかりとり、食事の栄養バランスを考えることは大切です。でも、どんなにしっかり守っていても、大勢の泥棒のプロ集団にかかったら大変。そこで、より守りの堅い家にリフォームするために、粘膜のバリアー機能を高めるオウギの入った「玉屏風散(衛益顆粒)」の服用をお勧めします。漢方が苦手な方にはL.ロイテリ菌をお勧めしています。(守る)
続いて、泥棒が近くにいるのが分かったら、泥棒を退治する警察の出番。マスク・うがい・手洗いは当たり前!お子さんからお年寄りまで飲める板藍根のお茶や携帯に便利な板藍根ののど飴が活躍します。病院や市販の風邪薬は、泥棒が家に入って初めて活躍しますが、漢方は危機管理の防犯対策。外から帰ったら、うがい、手洗い、そして板藍根のお茶を飲んでおけば、玄関先で泥棒を逮捕できるというわけです。(防ぐ)
それでも逃げ延びた泥棒が”寒気”の扉から入ってきたら「葛根湯」、”のど痛・熱”なら「銀翹散(ぎんぎょうさん)」、”むかつき・下痢”なら「かっ香正気散」という風に、症状に応じて3つの漢方薬で戦います。泥棒とは戦ってはダメですが、風邪の場合は入り口で対応することが大切です。(戦う)
以上、三重の防衛体制で戦い追い出しましょう。
インフルエンザ・新型コロナ・マイコプラズマ肺炎に罹らないわけでなく、罹っても症状軽く、回復を早めてくれます。「うちの子はいつも風邪を引いたら5日は学校を休むのに、今回は2日で学校に行った」「のどが痛いと言ったら必ず高熱が出るのに、いつの間にかおさまった」これが、漢方三重防衛です。