279.梅雨時期は痛くて気がめいる!
―雨が降ると痛みます。そして何となく体がだるく、胃腸も優れず憂うつです。良い漢方はありますか。(50歳代・女性)
梅雨が近づくと、夏を思わせる猛暑の日があったり、逆に長雨で予期せず冷える日も訪れ、「痛くて歩けないし座れない」「外出できないので気がめいる」など、関節痛や神経痛に悩む人が増えてきます。
〝独りで歩ける〟という名の「独歩顆粒」(処方名:独活寄生湯)は、痛みやしびれに効果的な中国漢方です。
ウドの根・独活の他15種類の薬草からなる漢方で、リウマチや慢性関節炎、五十肩、腰痛、座骨神経痛などの痛み、しびれに使用され、特に慢性化した人や使い痛み、冷えたとき、雨が降る前、または老化による痛みやだるさにも奏効します。
また、この時期は冷たい食べ物が多くなり、体内の水分が代謝されずに停滞し、濁った湿気の湿濁(しつだく)が体内にたまることで、胃腸の働きが鈍ることもあります。
栄養も吸収できず新陳代謝が低下し、いわゆる夏バテとなってしまいます。この湿濁を取り除き、ドライクリーニングのようにカラットさせて新陳代謝を活発にするのが「勝湿(しょうしつ)顆粒」の名で知られる「かっ香(かっこう)正気散」です。中国では夏の常備薬としてポピュラーです。
湿度コントロールと体温調整をして梅雨を上手に乗り越えてください。