293.被災時に活用できる漢方!
地震、水害と災害が多発しています。いつ自分が被災し、避難所生活を強いられるか心配です。私は日ごろから漢方よく利用していますが、こういう場合に漢方は役立つのでしょうか(60歳・女性)
日々、想定外という災害のニュースが流れています。被災した場合に、日ごろ服用のお薬を持ち出すことができなかったという方が多くおられます。お薬手帳や最近はマイナンバーカードをお持ちでしたら、薬剤の履歴が分かるので、被災地に医師・看護師とともに入っている全国の薬剤師ボランティアにご相談ください。
今回のお尋ねの漢方薬の活用ですが、私自身も自信は無かったのですが、今回『被災地医療における漢方の役割』というセミナーを受けて、必要性の核心を得たので紹介します。
①発災すぐ まずは、常用のお薬を確保して持病の悪化を防いでください
②発災~2週間ぐらい(感染症や胃腸炎、咳などが多い時期)
避難所の床に直接寝ることで、冷えが原因の訴えが多くなります。西洋医学に冷えの対応はありません。
・風邪には、葛根湯や麻黄附子細辛湯 ・のど痛には、桔梗湯
・インフルエンザなど感染症が心配な時は、板藍根や銀翹散
・下痢・嘔吐を伴う胃腸炎には、五苓散 ・便秘には、大建中湯や麻子仁丸
※板藍のど飴は、能登の避難所に医師ボランティアが持っていきました
・不眠(環境変化)には、西洋薬が効きすぎたら余震などの退避に対応できない心配から、酸棗仁湯や抑肝散
③発災4~8週間(粉じんなどにより鼻炎や目の痒みなどアレルギー症状が出やすくなります)
ボーとせず復旧作業を続けるために
・粘膜が乾燥した症状には、麦門冬湯 ・鼻水、涙目、痰には、小青竜湯
・長期化してイライラや不安、不眠、倦怠感が目立つようになると、抑肝散・柴胡桂枝乾姜湯・加味帰脾湯・補中益気湯
被災地ならではの特別な環境での漢方の応用は、実際にボランティアで入られた医師の報告から分かるものでした。漢方薬の出番は意外と多いと思ってください。
参考:避難者・被災者への体調管理支援 ~漢方薬の併用~ 日本東洋医学会 編集委員会(2026.7.31)
日々、想定外という災害のニュースが流れています。被災した場合に、日ごろ服用のお薬を持ち出すことができなかったという方が多くおられます。お薬手帳や最近はマイナンバーカードをお持ちでしたら、薬剤の履歴が分かるので、被災地に医師・看護師とともに入っている全国の薬剤師ボランティアにご相談ください。
今回のお尋ねの漢方薬の活用ですが、私自身も自信は無かったのですが、今回『被災地医療における漢方の役割』というセミナーを受けて、必要性の核心を得たので紹介します。
①発災すぐ まずは、常用のお薬を確保して持病の悪化を防いでください
②発災~2週間ぐらい(感染症や胃腸炎、咳などが多い時期)
避難所の床に直接寝ることで、冷えが原因の訴えが多くなります。西洋医学に冷えの対応はありません。
・風邪には、葛根湯や麻黄附子細辛湯 ・のど痛には、桔梗湯
・インフルエンザなど感染症が心配な時は、板藍根や銀翹散
・下痢・嘔吐を伴う胃腸炎には、五苓散 ・便秘には、大建中湯や麻子仁丸
※板藍のど飴は、能登の避難所に医師ボランティアが持っていきました
・不眠(環境変化)には、西洋薬が効きすぎたら余震などの退避に対応できない心配から、酸棗仁湯や抑肝散
③発災4~8週間(粉じんなどにより鼻炎や目の痒みなどアレルギー症状が出やすくなります)
ボーとせず復旧作業を続けるために
・粘膜が乾燥した症状には、麦門冬湯 ・鼻水、涙目、痰には、小青竜湯
・長期化してイライラや不安、不眠、倦怠感が目立つようになると、抑肝散・柴胡桂枝乾姜湯・加味帰脾湯・補中益気湯
被災地ならではの特別な環境での漢方の応用は、実際にボランティアで入られた医師の報告から分かるものでした。漢方薬の出番は意外と多いと思ってください。
参考:避難者・被災者への体調管理支援 ~漢方薬の併用~ 日本東洋医学会 編集委員会(2026.7.31)