岡山ミニコミ: 201.若さと美の決め手は血(けつ)!

―冷えが辛い季節となりました。それだけでなく乾燥肌で肌ケアをするのも大変。美容にも良い漢方があると聞きましたが・・・。(43歳・女性)
 冷え性で、しかも乾燥肌に悩んでおられるとのことですが、健康で美しくありたい女性に適した漢方としては「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」をよく使います。 主成分の当帰とは、女性の体に欠かせない生薬(しょうやく)として知られるセリ科の植物です。元気で若々しく過ごすためには、全身の細胞に栄養と酸素を供給し、老廃物を回収するための血の量とその流れが大切です。
中国漢方の冷え対策は、血液循環を良くし、全身の陽気(エネルギー)を高め、血液の量を増やすことです。その点、当帰は血を補ってくれるので、月経不順はもちろん、貧血、シミや乾燥肌の緩和、肌や髪の毛をみずみずしく保ち、美しさを引き出してくれるなどの効果も期待できます。中国では、当帰を飲む習慣がある揚子江中流周辺の女性の肌がとてもキレイだといわれ、納得できる話だと思います。生理で血を失う女性にとって、当帰は〝女性の宝・美容の女王〟とも呼ばれます。
 この「婦宝当帰膠」に、微小循環改善の「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」を併用すると、きっと実感されることと思います。血を造って・増やして・流す。そしていつまでも美しくいてください。

岡山ミニコミ: 200.頻尿や尿漏れにお勧めの漢方!

 ―恥ずかしながら頻尿や尿もれに悩んでいます。行楽シーズンなのに、友達に誘われてもトイレのことが気になり、積極的に外出できません。(50歳・主婦)
 せきやくしゃみの瞬間やカラオケで大きな声を出したときに下着がぬれる、といった症状は「腹圧性尿失禁」です。
40歳以上の女性の2人に1人が経験しているとも言われています。女性に多い理由は、尿道が男性より短いこと、排尿に関連した筋肉が緩みやすくできていることもあり、これらの筋肉は、肥満や出産、加齢などでも弱くなる傾向があります。男性は、前立腺肥大に伴う排尿障害が疑われます。
中国漢方では、排尿のトラブルを加齢に伴う「腎虚」の一つと考えます。ホルモン分泌や泌尿器、生殖器機能をつかさどる「腎」の働きが低下したことによるものと考え、補腎薬といわれるものでその機能を回復させていきます。
そこでお勧めなのが、鹿の角、亀の甲を使った、コラーゲンたっぷりの漢方・亀鹿仙(きろくせん)です。肌や髪に潤いを与えるとともに、頻尿や夜間尿の改善に役立ちます。甘いペースト状(形態に便利なスティクタイプ)で、いつでもどこでも、水なしで飲めるので、行楽のお供にぜひ活用ください。

岡山ミニコミ: 199.不眠にすぐ飲める漢方ゼリー

―不眠に効くコーヒーゼリーがあると聞きましたが、どんなものですか(35歳・女性)
 先月、こむら返りに芍薬甘草湯ゼリーを携帯するお話をしました。同じように携帯に便利な漢方ゼリーとなっているのが、不眠やイライラに使う抑肝散(よくかんさん)です。お医者さんがよく使う漢方薬ベスト3に入るこの漢方薬は、病院では水で飲む顆粒剤で処方されますが、漢方薬局では便利なコーヒー風味のゼリータイプが販売されています。特に出張先や環境が変わると眠れない方に喜ばれています。
睡眠薬を使うと翌朝起きられなかったり、昼間も眠かったりという方も多いでしょう。考え事をしてしまいイライラして寝付けない、環境が少し変わるだけで寝付けない、途中目覚めたらその後寝付けない・・・睡眠薬に頼るのでなく、抑肝散ゼリーを枕元において、寝付けないな~と思ったときに、そのまま水なしでチューっと服用。コーヒー風味で後味もサッパリ。コーヒーゼリーで自然な睡眠とは、ちょっと不思議ですが、そこは味を優先で気にせずに。
夜間のこむら返りが心配な方は、芍薬甘草湯ゼリーと抑肝散ゼリーを枕元にそっと置いておきましょう。それだけで安心して、ぐっすりと夢の中に誘ってくれます。
あと、抑肝散という漢方は、認知症の周辺症状改善に効果を発揮する漢方です。高齢者のもの忘れだけでなく、イライラして怒りやすくなったり、怒鳴ったりと、最近性格がきつくなったかなと思うときに、クスリ感覚でなく、美味しいおやつみたいに飲んでもらえるので、介護の方にはとても喜ばれています。一度試してみてはどうでしょう。

岡山ミニコミ: 198.ランニング中のこむら返り対策

―今年は猛暑で控えていたのですが、秋のマラソンに向かって練習を始めたのですが、ジョギング中やその後のこむら返りが心配です。
よい漢方があると聞いたのですが。(40歳・女性)
 運動した後などに突然こむら返りを起こした経験を持つ人は少なからずいるようです。原因の一つは、発汗による体液バランスの崩れだともいわれています。「ジョギング中のこむら返りはとても辛かった」という話も聞きます。
 こむら返りにとても有効な漢方が、病院でもよく処方される「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」。夜間にこむら返りを起こす人は寝る前、ジョギング前と途中につりそうになっても用いますが、起こってからでもすぐに飲むと楽になるのが早いとも。
 芍薬甘草湯は、いつでもどこでも水無しで飲めるゼリー状のものが発売されています。いつ起こるか分からないという人には、このゼリータイプが重宝しますよ。
 併せて備えたいのが、まだまだ熱中症対策。アスリートや登山者、屋外で長時間労働する人にうってつけの「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」は、体力を補い、体液のバランスの崩れを防ぐためにお勧めです。ポケットに芍薬甘草湯ゼリーを携帯し、麦味参顆粒で熱中症・疲労対策をしてはいかがでしょう。

岡山ミニコミ: 197.危険な暑さ!熱中症対策は漢方で!

―今年は危険な暑さ!。外回りの多い営業織の夫、部活にがんばる子どもたちの熱中症が心配です。(40歳・女性)
 屋外で長時間仕事をする人だけでなく、高齢者や糖尿病など持病のある人は、室内にいても熱中症の危険があるだけに注意が必要です。今年の暑さには特に注意が必要です。炎天下での仕事だけでなく、庭仕事やゴルフのお父さん、野球、サッカー練習中の子どもたちが突然倒れたという話を聞きますが、外出前に「麦味参(ばくみさん)顆粒」を1包飲んでおくことで熱中症対策になります。スポーツドリンクに数包溶かして持ち歩いてもOK!ツイッターでも話題になっている飲みやすい漢方です。働き盛りの人は、微小循環改善作用のある「冠元(かんげん)顆粒」も併せて使います。熱中症に似た夏血栓は命に直結しています。
麦味参顆粒は、人参(にんじん)、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)の3種で構成された薬。人参には汗とともに失われた体力(気=エネルギー)を補い、心臓機能を高める作用があり、麦門冬、五味子には津液(しんえき)という体内で有用な水分を作り出す作用があります。麦味参顆粒冠元顆粒は中国漢方でも最も強力な組み合わせといえるでしょう。
この機会に、普段の生活に漢方を取り入れて家族みんな、今夏も元気に乗り切ってください。

岡山ミニコミ: 196.乳酸菌で腸内環境を改善!

Q最近、乳酸菌で腸内環境を改善することで免疫力がアップすると聞いたことありますが、漢方薬と併用して大丈夫でしょうか。(40歳代女性)

A乳酸菌とは乳酸を多量につくる菌の総称です。私たち漢方薬局でもこの乳酸菌の摂取をお勧めすることがあります。漢方は人の体がもつ本来の力を蘇らせたり、整えて治療していく医学です。日本人はもと、味噌汁・納豆・漬物といった発酵食品や野菜をしっかり摂るような食生活でしたが、欧米化した脂もの(乳脂肪)や甘ものが増えているため、治療に際して常に食の改善を訴えてきました。しかし、習慣となっているものをすぐに変えるということは難しく、漢方の効果を少量・短期間で発揮するために、乳酸菌摂取による腸内菌質改善をお勧めするのです。
その中でも最近”スーパー乳酸菌”として注目されているL.ロイテリ菌は母乳由来で、本来母から与えられる自然の力(漢方でいう、先天の気)です。そして生きて口内(感染の第一防衛線)と腸内に定着して菌質を改善します。さらに、●多くの善玉菌と共存してまとめる●悪玉菌の発育を抑える など働きもあり、特に風邪・インフルエンザ対策では板藍根(ばんらんこん)のお茶、花粉症ではアレルギー対策の漢方と併用すると、効果が高まります。ちなみにL.ロイテリ菌は、世界63ヶ国以上の医療現場で「菌質改善乳酸菌」として採用されています。

岡山ミニコミ: 195.シミやシワの原因は「ゴースト血管」化!

最近テレビで、シミやシワも毛細血管のゴースト化が原因というのを知りました。とても気になっています。毛細血管の流れを良くする漢方があれば教えてください。(50歳・女性)
 このところのテレビや雑誌などでは「肌の状態は皮膚でなく毛細血管に左右される」とか「毛細血管のゴースト化」などと頻繁に取り上げています。
 命を左右する太い血管の循環を保つことは現代医学が得意なのに対し、毛細血管の流れに関しては漢方の方が得意といえます。地球2週半もの長さの血管が全身の細胞に酸素と栄養を運び、老廃物を持ち帰っています。
 そして、肌の中にはコラーゲンを生成する繊維芽細胞があり、この細胞に栄養がたどり着かないとコラーゲン生成能力が衰え、その結果、肌は弾力を失い、劣化してシミやシワにつながります。
 漢方薬には、活血薬というものがあります。肩凝り、頭痛などの改善と共に微小循環障害の改善に役立つ丹参(たんじん)を主成分とする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)
がその一つ。外からのスキンケアだけでなく、毛細血管を修復して健康長寿に若さと美しさをプラスしましょう。

岡山ミニコミ: 194.多汗が気になる方は

-人よりも汗かきで、職場でも気になり恥ずかしいです。何か良い漢方はありますか。(男性30才代)

急に気温が上がる日が出てくると、多汗症での相談が増えます。暑いときに汗を出して体温を下げるのは、正常な機能ですが、それほど暑くないのに汗がという方は、以下のチェックを・・
□基本的に運動は嫌い。駅の階段もいつもエスカレーターを使っている。□仕事はデスクワークが中心。一年中、空調が完備された環境にいることが多い。□もともと汗をあまりかかない体質みたい。□夏の入浴はシャワーのみ。バスタブにはほとんどつからない。
□最近ストレスがたまっているみたい。□緊張してドッと汗をかくことがたびたびある。□こまめにケアしても汗のにおいが気になる。□ときおり、暴飲暴食に走ってしまうことがある。□便秘がち、または下痢がちになることがある。□お酒が大好き。ちょっと飲みすぎかな? と思っている。

3~5点 サラドロ汗
普段の汗はサラサラですが、心身の健康状態が悪化すると、ドロドロ汗がでることもあります。
体質に合わせた漢方多汗対策を・・・
6~10点
ドロドロ汗
汗に余計な分泌物が混じっている可能性が高く、においが発生しやすい状態にあります。漢方多汗対策とともに消臭対策も・・・

漢方多汗対策は汗腺の開け閉めの機能(衛気)を高める衛益顆粒をベースに、タイプ別に組み合わせます
●衛益顆粒(処方名:玉屏風散) 益気固表・止汗
①ぽっちゃり色白水太りタイプで溢れるように汗が全身に出てくる方
 防已黄耆湯 補気健脾 利湿・止汗
②精神的に不安定で、緊張や精神的なきっかけで局所的な発汗がはじまる少し体力がないタイプ
 柴胡桂枝乾姜湯 疏肝解鬱・生津止汗
③精神的に不安定で、緊張や精神的なきっかけで局所的な発汗がはじまるがっちりタイプ 柴胡加竜骨牡蠣湯 清熱安神
④ねあせが出たり、炎天下や火の近くの仕事で大量に発汗する方
 水分補給はしっかりしておきましょう
 麦味参顆粒(生脈散) 益気止汗
あわてず、ジックリ取り組みましょう。

岡山ミニコミ: 193.春は自律神経の整えを

4月からひとりでの生活が始まります。今から心配で食欲も落ちています。
 春は、引っ越しや入学、入社など環境の変化に心と体が追い付かず、ただでさえストレスがたまって体調を崩す人が増える季節。
 この時季になると、ストレスと関係の深い臓器「肝」の負担が大きくなり、自律神経の乱れや胃腸障害が現れやすくなります。対処法は、まず朝は早く起き、散歩やスポーツで全身の筋肉を緩め、気分をリラックスさせること。食べ物は酸味があるものの取り過ぎに注意し、甘い物を適量取って胃腸の元気を養うようにしましょう。
 また、香りの強い薬草を多く含み、アロマを凝縮したような漢方「開気丸」もよく用います。木香(もっこう)、枳穀(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮などには、うっ滞した「気」をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除く作用が。また、延胡索(えんごさく)には、優れた鎮痛作用があります。
 さらに、目が疲れやすくなったり、血圧が急に上昇したりした人には「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」、イライラや不安から生理が乱れるようなときは「逍遥(しょうよう)丸」がお勧めです。

岡山ミニコミ: 192.花粉症対策、キーワードは免疫力!

―これから3月にかけては、花粉の飛散情報がニュースで聞かれます。わが家は親子で花粉症に悩まされています。漢方が苦手な娘でも取り組める予防・対処法はありませんか。(40歳・女性)
 花粉をはじめ、ウイルスや細菌などは、体に襲いかかる外敵。これを防ぐために私たちの体には皮膚や粘膜にバリアーが張りめぐらされています。
 バリアーの弱い人は、風邪をひきやすく、こじらせやすく、温度変化に弱いため季節の変わり目に体調を崩しがちになります。このバリアー機能を高め、免疫力を調整する代表的な植物が黄耆(おうぎ)です。
 黄耆には免疫力を高めるだけでなく、過剰な反応は抑えて正常に戻す働きがあるので花粉症の体質改善にも役立ちます。
黄耆が主成分でバリアー機能を高める働きがある「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」がお勧め。
 日本では「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」の名前で販売されています。 また、「漢方は苦手」という人や子どもさんには、L・ロイテリ菌などの乳酸菌の摂取から始めてはいかがでしょう。さまざまな医療・医薬の分野で注目されるL・ロイテリ菌は、母乳由来で、腸内環境を改善し、〝腸管免疫〟を向上させてくれるのでアレルギー体質改善につながります。