岡山ミニコミ:
10.正常な生理とは-漢方で快適な更年期を
女性の生理は他人と比べにくいものですから、生理痛一つにしても[みんなこんなもんだ]と思っている方が多いのですが、いかがでしょう・。では、正常な生理とは、どんな状態をいうのかご紹介します。
周期=普通は28日プラスマイナス7日で、周期は一定▽期間=完全に終わるまで5-7日で、1日目はやや少なく、2、3日目は多く、徐々に少なくなる▽量
=最低30-120リットルくらい▽おりもの=生理前2、3日と14日前後(排卵期)に透明なものが少し分泌される▽質=色はやや暗めで、生理血に固まりはない▽生理痛=ほとんどないのが正常▽伴う症状=少々の不快感は伴うが、寝込んだり痛み止めを服用することはない・というのが、正常な生理です。
生理痛だからといって、痛み止めばかり飲んでいるわけにはいきません。何か症状があるということは、女性としてのバランスが正常でないと考えられます。
中国漢方では、例えば生理血に固まりがある方は「お血(おけつ)」があるとされ、生理痛、子宮筋しゅなどになりやすいといわれています。ということは、「お血」を取り除くことによって、これらを予防できるということになるわけです。
中国で飲みやすく作られた漢方薬を「中成薬」と呼びますが、その中成薬では、貧血、生理痛、冷えの強い方には「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」(婦宝 試飲サンプル)、胃が弱く生理がダラダラと続く方には「帰脾錠(きひじょう)」、血液循環の悪い方には「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などが使われます。また、生理前のイライラ、首筋のこり、更年期障害には「逍遥丸(しょうようがん)」、ひどい肌荒れやシミには美肌油とも呼ばれる「紅沙棘(ほんざーじ)」があります。 ◆このコーナーのアドバイスは「ふたば漢方薬局」の薬剤師・緋田(ひだ)さんです。詳しい問い合わせはTEL0120(281)128(〒700-0971野田3-16-31)へ。
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9.便秘は原因を理解してから対策を
便通は、毎日決まった時間に1回、すっきりと出るのが理想的。しかし、2、3日に1回すっきり出るのなら問題はないといいます。
便秘には原因によっていくつかのタイプがあり、それぞれに対処法があります。まず、最も多いのが腸管の力が弱いために便が出にくいタイプ。中国漢方では、これを「気虚型便秘」といい、こういう人は腸管だけでなく全身の筋肉の発達もよくないので、冷たいものを控え、運動をして筋力を付けなくてはなりません。漢方薬としては、「補中益気丸(ほちゅうえっきがん)」を用いて消化吸収と元気を増し、さらに就寝前に少量
の通便薬「大甘丸(だいかんがん)」か、便が硬い人は「麻子仁丸(ましにんがん)」を併用して、排便を促します。
こうした気虚型に貧血傾向を伴う人もいます。血色が悪い、唇の色が白っぽい、立ちくらみや動悸(き)がしやすい、肌が荒れて手に湿しんが出る、生理が遅れたり、出血量
が少ないといった症状もあります。これは「気血両虚型」といい、「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」(婦宝 試飲サンプル)に前述の通 便薬を就寝前に併用します。 また、精神的な緊張が強く、便が細く、または下痢をしたり、ガスがたまったりする人には、先月紹介した「開気丸(かいきがん)」を。便秘の原因には、このほか冷えによるもの、腸管の乾燥によるもの、腸管や体の熱によるものなどがあり、それぞれ対策があります。
また、最近注目されているのが、パンダの生息で有名な四川省の山中で採取されるグミ科の「沙棘(サージ)」の果
実からとれる油。パルミトオレイン酸やビタミンEなどを豊富に含み、シミ・シワを防ぎ肌に潤いを与えることから、「美肌油」とも呼ばれています。このサージ油にも素晴らしい潤腸作用があり、「薬を飲むのはちょっと…」という方にはお勧めです。
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8.4月の敏感な胃腸に
4月の敏感な胃腸に「開気丸」春は青々と木の芽が吹き、自然界が大きく変化を起こす季節です。「青春」というように春の色は青です。青は静脈血の色であり、血液の貯蔵庫である肝の色でもあります。肝は「肝っ玉
のすわった人」というようにストレスと関係の深い臓器です。 そして春は、この肝の負担が大きく、精神的にも病変を起こしやすい季節でもあるのです。例えば4月は新しい職場や学校、ご近所付き合いの悩みや不安が多くなります。そんなとき、胃が痛む、おなかが張る、下痢をする、または下痢と便秘を交互に起こすなどの胃腸障害が現れやすくなります。
では、春をどのように過ごすと良いのでしょうか。まず、朝は早く起き、散歩やスポーツで全身の筋肉をゆるめ、気分をリラックスさせること。そして食べ物は酸っぱいものを少なくし(酸味の取り過ぎは肝を傷つける)、甘い物を適当に食べ、胃腸の元気を養うようにします。お酒は当然飲み過ぎないように。
中国漢方では、この時期の胃腸障害には、痛みや下痢止めなどの局所治療だけでなく、肝の働きを高め、ストレスに対する抵抗力を強くして胃腸の具合を整えます。このとき使うのが「開気丸(かいきがん)」です。 開気丸には、香りの強い薬草が多く配合されています。木香(もっこう)、枳殻(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮(ちんぴ)などには、うっ滞した「気」をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除く作用があり、また延胡索(えんごさく)には、優れた鎮痛作用があります。
4月になって環境の変化に伴い、目が疲れたり、落ち着いていた血圧が急に上昇したという人には「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」、イライラ感が強いという方には「逍遥丸(しょうようがん)」がお勧めです。
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7.皮膚と中国漢方
なぜ、アレルギー性の病気が増えているのでしょうか。はっきりとした答えはありませんが、生活環境の変化と大きく関連していることは確かです。
本来私たちの体は、外から入ってくるものに抵抗したり、排除するという免疫機能を持っています。ところが何らかの原因でそのバランスが崩れると、自分自身を攻撃したり、過剰に反応したりします。これをアレルギー反応と呼び、皮膚表面
で起きるものを「アトピー性皮膚炎」といいます。 中国漢方での治療は、外的な要因を取り去ることと同時に、ひずんだ体のバランスを整えることが近道だと考えます。
外的要因でいえば、食事の欧米化と冷蔵庫の普及によって増加している「脂」(あぶらもの)、「甘」(甘いもの)、「冷」(冷たいもの)、「生」(生もの)の食べ過ぎが、ひずんだ体質を作り出していると考え、これらを控えます。皮膚炎、鼻炎、ぜん息、などのアレルギーでお悩みの方は一度食生活を見直してください。特に小さなお子さんのいる家庭では、今覚えた嗜(し)好が、これから何十年も続くことになるのだということを認識してください。
また中国漢方では、子供のデリケートな皮膚は主に内臓の未発達からくると考えます。生まれながらの体質は内分泌、免疫などをつかさどる「腎」と関係し、後天的な発育を左右するのは、消化吸収をつかさどる「脾(ひ)」と関連すると考えます。この腎と脾を強くしたり、バランスを整えることで内的改善を行います。
このとき、腎を強くするために使用する漢方の代表格が「八仙丸(はっせんがん)」で、脾を強くするのが「補中益気丸(ほちゅうえっきがん)」です。
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6.血液をサラサラに
生まれたての赤ん坊の血液はとてもきれいですが、いつの間にか血液はネバネバと粘着性を増し、濁り、流れにくくなります。また、血管ももろくなり、目詰まりも目立ってきます。こうして隅々にまでいけなくなった血液は老廃物を捨てることさえできません。人は血液循環の悪化から老化し始めるともいわれます。健康な状態で長生きするためには、血管の掃除、強化はとても大切なのです。
ガンに続いて高い死亡率を占める脳血管障害、心筋こうそく、狭心症を始め、糖尿病の合併症なども血液循環不良によるもの。そして、女性の悩みの子宮筋腫(しゅ)、子宮内膜症、生理痛などの血の道といわれる病気も増える傾向にあります。
では血液をサラサラにするにはどうすればいいのでしょうか。川の流れと同じで、質、量
を整え、適度な勢いを与えることが必要。 まず体を動かすことが血液をめぐらす最も簡単な方法。食べ物では、血栓(せん)の予防効果
が高いとされるイワシやサバのような青魚がお勧め。ニンニク、ニラ、ネギ、セロリなど、香りのある野菜にも血液をサラサラにする働きがあります。
そして中国漢方では、「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」を使います。これは、中国が故周恩来首相の指示で国家プロジェクトとして研究開発した「冠心・号方」を日本人向けに使いやすく改良した漢方。丹参(たんじん)、紅花(こうか)、センキュウ、シャクヤクなどの8種類の生薬から作られており、微小循環改善(冷え・しびれ)、降圧作用や鎮痛作用(頭痛・肩こり)、血管性痴ほうの予防などの循環改善を目標にした漢方薬です。他の新薬と併用して飲むこともできます。
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5.高齢社会を健やかに生きるために
高齢社会を健やかに生きるために、中国漢方が提案しているのは脳と血管の老化を防ぐことです。痴ほうの原因も、この脳と血管の老化といわれています。
では、脳の老化がどうして進むのかというと、それは「お血(おけつ)」と「腎虚」によります。お血とは血液の流れが悪い状態をいい、腎虚とはホルモン系・泌尿器生殖器系・免疫系などの「腎」の働きの低下を意味し、いわゆる生命力全般
の低下をいいます。物忘れなどの症状とともに足腰のだるさ、脱毛、白髪、歯や骨の弱りなども腎虚の症状です。
お血には、漢方薬の中でも、全身の血流を改善する働きがある「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」を使います。お血改善の効果 の高い食べ物としては、イワシ、サバなどの青魚が挙げられます。また、香りのある野菜、ニンニク、シソ、ニラ、セロリなどにも血の流れを良くする働きがあります。
腎虚には、腎の働きを補う「海馬補腎丸(かいまほじんがん)」を使います。また中国漢方の五臓の色体表によると、腎には黒い色の食べ物が良いと考えるので、黒豆、黒ゴマ、昆布などを食べるようにしましょう。また痴ほう予防に、実の形が脳に似ていて[健脳食]といわれるクルミを食べることもお勧めします。
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4.インフルエンザに[漢方の抗生物質]
漢方の風邪薬といえば、皆さんご存知なのが葛根湯(かっこんとう)ですね。でも葛根湯だけが風邪薬ではありません。?ぞくぞく寒気がして肩が凝ったり頭痛がする風邪?のどが痛み、熱っぽい風邪?おう吐・下痢を伴う風邪と、大きく分けても3種類はあります。
この中で葛根湯が効くのは?の風邪。体を温めて治す場合に使います。逆に、?のように熱っぽくて炎症があるときには、炎症を抑え、熱を発散させる「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」を使います。?の風邪には、水分の代謝を整える「勝湿(しょうしつ)顆(か)粒」を使います。 ところで、間もなく今年もインフルエンザが流行する季節がやってきます。予防をするには、うがいや手洗いなどの日々の注意が必要ですが、漢方にも抗ウイルス作用のあるお茶があることをご存知でしょうか。[漢方の抗生物質]とも呼ばれる「板藍茶(ばんらんちゃ)」です。 これは板藍根のエキスを顆粒状にし、お茶として手軽に飲めるようにしたもの。うがいに使うなど予防にもなり、前述の漢方薬や市販の薬と併用して飲むこともできます。中国では家庭常備薬として備えられているポピュラーなお茶です。
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3.きれいになる漢方
中国で美人といえば楊貴妃。中国の女性はチャイナドレスが似合い、スリムで肌がきれいというイメージはありませんか?中国漢方は、病気の治療や健康維持のためだけでなく、いつまでも元気でみずみずしい肌を保ち、心身ともに美しくありたいと願う女性のためにもあります。
女性は初潮を迎えると、いろいろなホルモンがあふれ、美しくなっていきますが、逆に生理が乱れると肌や体の調子を崩してしまいます。またこれから冬には、肌がかさつく、髪がぱさつくなど、体の中も外も異常乾燥注意報が発令されます。
これらの症状の改善のために、体の潤いの源である血液や体液を補う必要があると中国漢方では考えます。
そこでお勧めしたいのは、栄養の豊かさから[海のミルク]ともいわれる、冬が旬(しゅん)のカキ。滋養養血作用があります。
そして、中国の女性が愛用し、[女性の宝]といわれる薬草「当帰」をふんだんに含むのが、「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」です。(婦宝 試飲サンプル)女性にとって大切な「血」を補い、月経不順、貧血、冷え、シミ、目の下のクマなどを改善したり、肌や髪をみずみずしくし、女性本来の美しさを引き出してくれます。シロップ状なのでお湯で薄めて気軽に飲めます。
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2.不眠症薬
中国漢方では、五臓六腑(ぷ)の中の「心(しん)」には、思考・精神作用の中枢があると考えます。精神活動を安定させるには、心を養う栄養物である血、陰(体液)、気が充実しなければなりません。これが不足すると不眠となります。
不眠改善のために普段から気を付けたいのは、良質のタンパク質を取ること、就寝3時間前には食事を済ませ、コーヒーなどの刺激物は避けることです。また、寝る前に温かいカモミールティーを飲んだり、タマネギのスライスを枕元に置いてみるのもいいですね。
それでも改善できないときには次の3つの漢方薬をお勧めします。 帰脾錠(きひじょう) 心労が重なり気血を消耗して、「夢が多く目が覚めやすい」「動悸(き)がする」「体がだるい」というときに。
天王補心丹(てんおうほしんたん)高齢になって、陰(体液)を消耗したり、慢性の病気があったりで、「イライラして眠れない」「めまい、耳鳴りがする」「足腰がだるく口が渇く」「夜中に目が覚めてそのまま眠れない」というときに。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)神経の興奮を抑える作用があります。不安感が強くて、「寝付きが悪い」「怖い夢を見て目を覚ます」というケースに。
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1.飲む目薬
最近パソコンの利用者が増え、目の使い過ぎからくる疲れ目、かすみ目、視力低下、目の乾燥(ドライアイ)を訴える人が増えています。
体の各部はすべてつながりを持つと考えている中国漢方では、「肝は目に孔(あな)を開く」と言い、目は肝臓とのつながりが深いと考えます。また、目を使うことで血液を消耗する(血液は目の栄養の源である)とも考えます。
パソコンは現代社会の必需品である以上、上手につきあうことが大切。ですから、できれば長時間や夜間の使用は避け、こまめに休憩しながら、軽く目の体操かマッサージをしましょう。また、クコの実、レバー、菊花など目によい食べ物を上手に取り入れるようにし、それでも改善できない場合には、[飲む目薬]とも言われる漢方薬、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがいいでしょう。
杞菊地黄丸は六味地黄丸(ろくみじおうがん)をベースに枸杞子(くこし)、菊花を加えたもの。六味地黄丸と枸杞子は肝臓を養い精血を増やす作用があり、菊花には目の充血や疲れをとる働きがあります。