岡山ミニコミ:
213.体スッキリ、疲れが抜けていく漢方
ドラッグストアで勧められた高麗人参や栄養ドリンクをいくら飲んでも元気が出ません。どうしたらよいのでしょうか(48歳男性)
働き方改革といっても、まだまだ休みが少ない皆さん。休みはしっかりあるけれど、疲れが取れないという方も少なくないのではありませんか。
ドラッグストアに行くと多くの種類の栄養ドリンク、サプリメント、そして高麗人参やニンニク商品が、一番目に付くところに並んでいます。それだけお疲れの方が多いということなのでしょう。
一度考えを変えてみませんか。栄養が足りていないのでしょうか?元気が足らないのでしょうか?
“疲れが溜まっている””疲れが取れない”・・・そうです!疲れは”取る”ものなのです。体に溜まった老廃物を取り除かないと、いくら元気の材料を入れても働いてくれません。お部屋もゴミ捨てをして片付けてから、新しい荷物を入れないといけないと同じなのです。カラダでは、全身に張り巡らされた毛細血管が酸素と栄養を運んで、二酸化炭素と老廃物を回収しています。この毛細血管の流れ、すなわち微小循環を改善することが、疲れを取りスッキリと軽くさせてくれるのです。その働きがシャープで現代社会に欠かせない漢方が丹参を主成分とする冠元顆粒(かんげんかりゅう)です。一度試していただけたら、まるでエンジンオイル交換後の車のような爽快感を感じることでしょう。
病院の血液サラサラのクスリは命に関わる太い血管のケア、漢方は毛細血管の流れに作用し、どちらも大切な役割を持っています。
岡山ミニコミ:
212.最近、話題の乳酸菌!
Q最近、テレビCMで乳酸菌が注目を集めていますね。そんなにすごいのでしょうか?(30歳代女性)
A乳酸菌とは乳酸を多量につくる菌の総称です。私たち漢方薬局でもこの乳酸菌の摂取をお勧めすることがあります。日本人はもと、味噌汁・納豆・漬物といった発酵食品や野菜をしっかり摂るような食生活でしたが、欧米化した脂もの(乳脂肪)や甘ものが増えています。食生活の変化により増えてきたといわれる病気がアレルギーです。その他多くの疾患改善に、乳酸菌摂取による腸内菌質改善を漢方治療に併行することをお勧めして成果があがります。
当薬局で勧める乳酸菌は、”スーパー乳酸菌”として特に注目されているL.ロイテリ菌。母乳由来で、本来母から与えられる自然の力(漢方でいう、先天の気)です。そして生きて口内(感染の第一防衛線)と腸内に定着して菌質を改善します。さらに、●多くの善玉菌と共存してまとめる●悪玉菌の発育を抑える など働きもあり、特に風邪・インフルエンザ対策では板藍根(ばんらんこん)のお茶、花粉症ではアレルギー対策の漢方と併用すると、効果が高まります。ちなみにL.ロイテリ菌は、世界63ヶ国以上の医療現場で「菌質改善乳酸菌」として採用されています。
岡山ミニコミ:
211.微熱に困っていたら漢方を試してください
-夕方になったら毎日、微熱で困っています。37.8度ぐらいで、検査も異常ないのですが心配です。(68歳女性)
この発熱をお風呂のお湯に例えるとー火力が同じでも風呂の湯が減ったら温度が上がるのと同じこと。つまり体に潤いが無くなってきた高齢の方やや大量の発汗があった病後の人などに微熱(漢方では虚熱という)が見られやすくなるのです。炎症があるわけでないので、解熱剤や抗生物質では効きにくい熱といえますね。
漢方ではどのような処方があるかですが・・・
体液を補う麦門冬(ばくもんとう)、消耗を防ぐ五味子(ごみし)、元気をつける人参を配合した「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」を飲みます。弱った脈を呼び戻す力=生脈散(しょうみゃくさん)という中国名で、心臓の働きを強めるとともに充分な水分を補ってくれます。
毛沢東主席の危篤時に使われたことは漢方の世界では有名な話。飲みやすい顆粒タイプですから1日2包をお茶代りに飲むと良いでしょう。
さらに高齢の方に必要な漢方をご紹介します。
毛細血管の流れをよくする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」との組み合わせがお勧めです。冠元顆粒には血管の拡張や血栓の予防、血液の粘度を下げる作用があります。高齢化・介護時代には欠かせない漢方といえるでしょう。覚えておいて下さい。
岡山ミニコミ:
210.食欲の秋の漢方
―秋は、美味しいものがいっぱい!常備漢方を教えてください
(38歳・女性)
夏に向かってダイエットしてきた人も〝味覚の秋〟
〝食欲の秋〟には勝てませんね。
動物は、本能で冬に備えてしっかり食べるともいいます。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、脂っこいものが大好きという人で、胃もたれや体重増加が心配な人には、「晶三仙(しょうさんせん)」という漢方の常備をお勧めしています。
「晶三仙」は商品名で、「焦三仙」という植物性酵素。
麦芽、山ざ子(さんざし)、神麹(しんぎく)を組み合わせた漢方で、麦芽はご飯や麺類などのでんぷん、山ざ子はバラ科植物の実で、神麹はお酒や宿食(未消化の物)の消化を助
け、おなかをスッキリさせる働きがあります。
胃だけでなく腸の働きもサポートしてくれるので、よく夕食が夜8時以降になる人にはお勧め。
「晶三仙」を夕食後2包を飲むと、胃腸だけでなく睡眠も深く快適。甘酸っぱい味で飲みやすく、携帯にも便利ですよ。
ダイエット後のリバウンド対策にも有効で、さらに積極的なダイエットを望むなら「晶三仙+三爽茶(さんそうちゃ)」を。
三爽茶は「家畜が食べるとやせてしまう」という柳茶です。
岡山ミニコミ:
209.ガムと飴が手放せません
ー口が渇き、舌が焼けるように痛いので、いつもガムをかんでごまかしています。なかなか原因も分からず困っています。(30歳・女性)
地球温暖化、生活環境の変化、ストレスなどさまざまな要因から、乾燥体質の人が増えているといわれる現代。人口の25%がドライマウスにかかっているという欧米の疫学調査報告もあります。ドライマウスがひどくなると舌の痛み、口臭、味覚異常も引き起こすので、侮れません。
唾液は、1日1.5㍑分泌され、その中には水分だけでなく、抗菌物質や消化酵素、成長因子などさまざまな成分が含まれています。唾液分泌量が減ることは、口の中の症状にとどまらず、風邪や肺炎にかかりやすくなったり、消化器疾患の原因になったりもします。 漢方では「皮膚(粘膜)=肺=燥」という関係性を重視します。「肺」とは、呼吸に関係する皮膚(皮膚呼吸)、鼻、のどまで含めた大きな意味。乾燥の症状は、のどや鼻の粘膜、目、肌、腸の乾燥(コロコロ便)、女性では膣分泌液の不足・・・と、皮膚・粘膜のあるさまざまな身体器官に及びます。
これらの乾きには、「百合(びゃくごう・百合の根)」「北沙参(きたしゃじん)」「玉竹(ぎょくちく)」といった、食材のように使える潤いをもたらす漢方を試してみるとよいでしょう。
岡山ミニコミ:
208.手足口病などウイルス対策も漢方で!
―手足口病が大流行していますよね。わが家の夏休みは、プール遊びが欠かせない行事で、他にもプール熱や水イボなども気になります(40歳・女性)
手足口病は、口の中や手、足などに水疱(すいほう)性の発疹(ほっしん)が出る、ウイルス感染。プール熱は、咽頭(いんとう)結膜熱という感染力の強いアデノウイルスが原因です。プールで泳いだり、水遊びをしたりした5、6日後、40℃近い高熱、のどの痛み、目の充血、下痢などの症状が出ます。いずれも夏かぜの代表的な感染症といえるでしょう。
漢方の対処法としては、初期の目の充血やのど痛に「銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)」、下痢や嘔吐(おうと)には「勝湿(しょうしつ)顆粒」の併用をお勧めします。
また、水いぼは、伝染性軟属腫というウイルス感染の一種。ハトムギ(医薬品ではヨクイニン)と板藍根(ばんらんこん)のお茶の組み合わせが第一選択だと思います。
細菌やウイルス対策で重要なのは予防。外から帰ったり、トイレから出たらまずは手洗い。そして、抗ウイルス作用のある「板藍(ばんらん)茶」によるうがい習慣を。また、体質強化のためには「衛益(えいえき)顆粒」も効果的です。ただし、症状が強いときは、すぐにかかりつけの医療機関を受診しましょう。
岡山ミニコミ:
207.遅い梅雨、湿気と冷えが辛い
-梅雨入りすると体がだるく、胃腸の調子も優れず、クーラーも嫌で関節が痛んだりと憂鬱な日々です。(50歳・女性)
最近の気候変化は異常で、真夏のように暑い日があったり、梅雨に入って冷えたりと、この時季体調が優れないのは、湿気や冷えが原因と考えられます。
体内の水分が代謝されずに停滞し、汚く濁った湿気「湿濁(しつだく)」が体内にたまることで、胃腸の働きが鈍くなったりします。栄養も吸収できず新陳代謝が低下。夏バテや熱中症などを引き起こしやすくなります。この湿濁を取り除き、新陳代謝を活発にするのが「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」の名で知られる「かっ香正気散」。体の中を”ドライクリーニング”してくれる漢方で、中国では夏の常備薬としてポピュラーなものです。
また長雨で予期せず冷える日も訪れ、「痛くて歩けないし座れない」「外出できないので気がめいる」など、関節痛や神経痛に悩む人も増えてきます。
〝独りで歩ける〟という名の「独歩顆粒」は、痛みやしびれに効果的な漢方です。16種類の生薬からなる漢方で、リウマチや慢性関節炎、五十肩、腰痛、座骨神経痛などの痛み、しびれに使用され、特に慢性化した人や使い痛み、冷えたとき、雨が降る前、または老化による痛みやだるさにも奏効します。
湿度と体温調整をして上手に乗り越えてください。
岡山ミニコミ:
206.ツイッターで話題の熱中症対策漢方
―まだ5月なのに30度超えなんて・・耐えがたい真夏日、猛暑日がもうすぐやってきます。家庭菜園が今の楽しみなのですが、熱中症が心配です。ツイッターで熱中症対策の漢方というのを見かけたのですが、何だったでしょうか。(50歳・女性)
屋外で長時間仕事をする人だけでなく、高齢者や糖尿病など持病のある人は、室内にいても熱中症の危険があるだけに注意が必要です。炎天下での庭仕事やゴルフのお父さん、野球、サッカー練習中の子どもたちが突然倒れたという話を聞きますが、外出前に「麦味参(ばくみさん)顆粒」を1包飲んでおくことが熱中症対策になります。ツイッターで話題になり注目されています。スポーツドリンクに数包溶かして持ち歩いている人もいます。働き盛りの人は、微小循環改善作用のある「冠元(かんげん)顆粒」も併せて使います。
麦味参顆粒は、人参(にんじん)、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)の3種で構成された薬。人参には汗とともに失われた体力(気=エネルギー)を補い、心臓機能を高める作用があり、麦門冬、五味子には津液(しんえき)という体内で有用な水分を作り出す作用があります。麦味参顆粒と冠元顆粒は中国漢方でも最も強力な組み合わせといえるでしょう。
普段の生活に漢方を取り入れて家族みんな、今夏も元気に乗り切ってください。
岡山ミニコミ:
205.春は気を巡らし、気分スッキリと
―春が来ると花粉症ではないのですが、毎年体調がすぐれません。転勤、子どもの進級など、心配ごとが多いのは事実です。(39歳・女性)
春は、引っ越しや入学、入社など環境の変化に心と体が追い付かず、ストレスがたまって体調を崩す人が増える季節。
この時季になると、ストレスと関係の深い臓器「肝」の負担が大きくなり、胃腸障害が現れやすくなります。対処法は、まず朝は早く起き、散歩やスポーツで全身の筋肉を緩め、気分をリラックスさせること。
そしてシソ、春菊、ミツバ、セロリなど香りのある食材で気を巡らせましょう。また、ワラビ、タケノコなど旬の野菜や、シジミ、アサリなどの貝類は、肝の働きを整えてくれます。
漢方では、香りの強い薬草を多く含み、アロマを凝縮したような「開気丸」もよく用います。木香(もっこう)、枳穀(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮などには、うっ滞した「気」をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除きます。また、延胡索(えんごさく)には、優れた鎮痛作用があります。
さらに、目が疲れやすくなったり、めまいがしたり血圧が急に上昇したりした人には、飲む目薬といわれる「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」、イライラして気分が晴れない人には「逍遥(しょうよう)散」がお勧めです。
岡山ミニコミ:
204.今から心配!鼻水、目の痒み
―急に温かくなってきたと思った途端、花粉症の話題が・・
鼻水、鼻づまり、目の痒(かゆ)み…。気分がすぐれません。今からの対策はありますか。(23歳・女性)
普段の生活に支障が出るほど花粉症がひどい人にとっては、花粉が多く飛散する時季をいかに乗り切るか、苦労しますね。体質改善を進めながらオーダーメードの治療を行うのが漢方スタイル。花粉症の症状別にみると、タイプは大きく2つに分けられます。
大量の水鼻、くしゃみ、涙目の人を「寒証」(寒体質)と呼び、水鼻を止めたい人には、まず小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をお勧めします。それでも症状が止まらなければ麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を用います。
目の痒みや充血、黄色の粘ついた鼻水の人は「熱証」(熱体質)です。痒みや目の充血には風邪ののど痛に使う銀翹散(ぎんぎょうさん)、充血や腫(は)れが強いときは越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を用います。
寒と熱が混在することも多く、そのときは症状の強弱により併用するとよいでしょう。症状が出ていない今からは、最近”スーパー乳酸菌”として注目されているL.ロイテリ菌1日1粒で腸内の菌質を改善し、シーズンのアレルギー反応を抑えます。
漢方+乳酸菌の花粉症対策は、眠くなったり口が渇いたりすることはありませんので、お試しください。