岡山ミニコミ:
178.ネットで話題の〝パンダののど飴〟
―今年はインフルエンザの流行が例年より早いようで、対策をネットで調べていたら、ツイッターで話題の漢方ののど飴(あめ)が目に止まりました。どんな飴なのか気になります。(30歳・女性)
「ツイッターで話題になっていたので、私も試したい」という人が、当薬局にも1週間で3人おられ、問い合わせも増えています。特に今年は首都圏でインフルエンザの流行が早く、「板藍(ばんらん)のど飴」が〝パンダののど飴〟としてインターネットで話題に上りました。
板藍のど飴は、抗ウイルス消炎作用を持つ板藍根(アブラナ科・ホソバタイセイの根)のエキスが練り込まれています。
のど飴の良いところは、いつでもポケットから出してなめられる手軽さ。人混みや乗り物の中など換気の悪い所で、周囲の人がセキをしていたり、ノドがおかしいなと感じたとき、マスクとともに即対応できます。
風邪もインフルエンザも感染予防の基本は免疫力を落とさないこと。同時にウイルスが体内に入り込まないよう素早く〝水際〟で防ぐこと。そうした対策に飴の手軽さが役立っています。外出から帰ったら、うがい・手洗い、板藍茶を飲めばさらなる予防になります。
寒気到来、この冬も漢方で乗り切りましょう。
岡山ミニコミ:
177.葛根湯が効く風邪、効かない風邪
-昼夜の寒暖差から風邪をひいてしまいました。「風邪には葛根湯」と聞きますが、飲んでも効かない人もいるのですか。(35歳・女性)
葛根湯は、風邪や肩凝りなどに広く使われるよく知られた漢方薬の一つ。しかし、①寒気がなく、体が熱くのどの痛みから始まった風邪 ②寒気があっても虚弱体質で、既にジワ~っと汗をかいているような風邪では葛根湯の効果が出にくく、その場合、①の症状には銀翹散(ぎんぎょうさん)②には香蘇散(こうそさん=妊婦さんの風邪の第一選択)を用います。
逆に次のような場合は効果が顕著です。
◆寒気あって肩が凝っているような風邪の初期
◆発熱あっても寒気のある風邪
必須条件は、寒気と汗をかいていないこと。
飲み方は、体がゾクッとしたら食前・食後に関係なくすぐに飲みます。体を温めて汗をかき、風邪を追い出すために温湯(できれば熱々)で、顆粒なら溶いて、溶くことができなければお茶など熱い飲み物で服用を。ただし、汗をかいた後は体を冷やさないこと。
また、抗菌・抗ウイルス作用を持つ板藍根(ばんらんこん)のお茶は、どんな漢方と併用しても構いません。使い方に困ったときは、必ず薬剤師にお尋ねください。
岡山ミニコミ:
176.秋、食べ過ぎても太らない漢方
―秋になると、どうしても食べ過ぎてしまい胃腸を壊してしまいます。
食べ過ぎても太らない、食欲の秋を満喫できる漢方があれば教えてください(28歳・女性)
夏の間、ダイエットを頑張って来た人も〝味覚の秋〟〝食欲の秋〟には勝ませんね。本能で冬に備えてしっかり食べるともいいます。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、脂っこいものが大好きという人で、胃もたれや体重増加が心配な人には、「晶三仙(しょうさんせん)」という漢方が適します。ダイエット後のリバウンド対策にも有効で、さらに積極的なダイエットを望むなら「晶三仙+三爽茶(さんそうちゃ)」を。三爽茶は「家畜が食べるとやせてしまう」という柳茶です。
「晶三仙」は商品名で、「焦三仙」という植物性酵素。麦芽、山ざ子(さんざし)、神麹(しんぎく)を組み合わせた漢方で、麦芽はご飯や麺類などのでんぷん、山ざ子はバラ科植物の実で、神麹はお酒や宿食(未消化の物)の消化を助け、おなかをスッキリさせる働きがあります。胃だけでなく腸の働きもサポートしてくれるので、よく夕食が夜8時以降になる人にはお勧め。「晶三仙」を夕食後2包を飲むと、胃腸だけでなく睡眠も深く快適。甘酸っぱい味で飲みやすく、携帯にも便利ですよ。
岡山ミニコミ:
175.あれっ?これって”秋バテ”
―夏の暑さは和らいだというのに体はスッキリしません。よい漢方はありませんか。(30歳・女性)
この時期は急に1日の気温差が激しくなるので〝夏バテ〟ならぬ〝秋バテ〟を起こしている状態かもしれませんね。
「疲れが取れない」「朝起きづらい」「口やノドが渇く」「食欲がない」「手足がほてる」といった症状は、夏の間の大量の発汗により気(エネルギー)と体液(潤い)を流失、暑さによる睡眠不足、冷たいものの飲み過ぎによる胃腸へのダメージが原因かもしれません。夏よりも秋に不調を感じやすい人は意外に多く、高齢の人は重症化しやすいので食生活や生活習慣を見直すことが大切です。
人参、麦門冬、五味子が配合された「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」は、エネルギーである「気」と体内に必要な潤いである「水」を補ってくれるのでおすすめです。
もう一つ注意したいのが血管病による突然死。夏の疲れが残っているところで、急に気温が下がると血管も収縮します。心臓のポンプも疲れ血液も濃く、血管も収縮したら大変。過労が避けられない人や高齢の人は、麦味参顆粒に丹参を主成分とする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」の併用が効果的と思います。
心臓・血液・血管のケアで秋を爽やかに―。
岡山ミニコミ:
174.夏は常備を!旅行のお供の漢方
―戸外の暑さから逃げ出すように冷房の効いた自宅にこもっているとほっとしますが、そんな状態が続き、体調を崩しやすくなっています。夏の体に最適な漢方はありませんか。(52歳・女性)
日本の夏は湿度が高く、汗がスッキリ出ないため体内の水分が代謝されずに停滞し、濁った湿気である「湿濁(しつだく)」がたまりやすくなります。湿濁がたまると胃腸の働きが鈍り、栄養が吸収できずに新陳代謝が低下し、夏バテや下痢などを引き起こします。
この湿濁を取り除き、新陳代謝を高めるのが「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」の商品名で知られる「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」です。その働きは〝体のドライクリーニング剤〟のようなものです。
中国の家庭では常備薬としてポピュラーな藿香正気散は、蒸し暑い季節になると薬局の店頭に一斉に並びます。冷たいジュースやビールをがぶ飲みする日本人にこそ必要
な常備薬なのです。 夏場、食欲が落ちる人はもちろん、逆に暑さに負けずしっかり働き、遊ぶぞ! という人にも強い見方。藿香正気散は、夏風邪には板藍茶と一緒に、食中毒にはスベリヒユのお茶(五行草茶)と一緒に飲めるよう常備し、旅行のお供にもしていただきたい漢方です。
岡山ミニコミ:
173.今夏は暑い!熱中症対策は漢方で
―耐えがたい真夏日、猛暑日がもうすぐやってきます。外回りの多い営業織の夫、遊びに夢中になる子どもたちの熱中症が心配です。今から取り入れられる漢方はありますか。(50歳・女性)
屋外で長時間仕事をする人だけでなく、高齢者や糖尿病など持病のある人は、室内にいても熱中症の危険があるだけに注意が必要です。炎天下での庭仕事やゴルフのお父さん、野球、サッカー練習中の子どもたちが突然倒れたという話を聞きますが、外出前に「麦味参(ばくみさん)顆粒」を1包飲んでおくことが熱中症対策になります。スポーツドリンクに数包溶かして持ち歩いている人もいます。働き盛りの人は、微小循環改善作用のある「冠元(かんげん)顆粒」も併せて使います。
麦味参顆粒は、人参(にんじん)、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)の3種で構成された薬。人参には汗とともに失われた体力(気=エネルギー)を補い、心臓機能を高める作用があり、麦門冬、五味子には津液(しんえき)という体内で有用な水分を作り出す作用があります。麦味参顆粒と冠元顆粒は中国漢方でも最も強力な組み合わせといえるでしょう。
普段の生活に漢方を取り入れて家族みんな、今夏も元気に乗り切ってください。
岡山ミニコミ:
172.梅雨時の痛み・だるさに効く漢方!
―梅雨の時季を迎えると神経痛が出ます。また何となく体がだるく、胃腸の調子も優れず憂うつです。良い漢方はありますか。(52歳・女性)
7月にかけて、猛暑日があったり、逆に長雨で予期せず冷える日も訪れ、「痛くて歩けないし座れない」「外出できないので気がめいる」など、関節痛や神経痛に悩む人が増えてきます。
〝独りで歩ける〟という名の「独歩顆粒」は、痛みやしびれに効果的な中国漢方です。
16種類の生薬(しょうやく)からなる漢方で、リウマチや慢性関節炎、五十肩、腰痛、座骨神経痛などの痛み、しびれに使用され、特に慢性化した人や使い痛み、冷えたとき、雨が降る前、または老化による痛みやだるさにも奏効します。
また、この時期は冷たい食べ物が多くなり、体内の水分が代謝されずに停滞し、濁った湿気の湿濁(しつだく)が体内にたまることで、胃腸の働きが鈍ることもあります。
栄養も吸収できず新陳代謝が低下し、夏バテとなってしまいます。この湿濁を取り除き、新陳代謝を活発にするのが「勝湿(しょうしつ)顆粒」の名で知られる「かっ香(かっこう)正気散」です。中国では夏の常備薬としてポピュラーです。
湿度コントロールと体温調整をして梅雨を上手に乗り越えてください。
岡山ミニコミ:
171.シミやシワの原因は血管力の低下!
―「体内年齢」の測定をしたらなんと「90歳超」の数値。普段から元気なので気にしていませんが、「血管年齢」や「血管力」は、若さと美容に関係すると聞いて、とても気になっています。血管力を高める漢方があれば教えてください。(50歳・女性)
このところのテレビや雑誌などでは「化粧品メーカー各社も注目の血管力」とか「肌の状態は皮膚でなく毛細血管に左右される」などと頻繁に取り上げています。
命を左右する太い血管の循環を保つことは現代医学が得意なのに対し、毛細血管の流れに関しては漢方の方が得意といえます。地球2週半もの長さの血管が全身の細胞に酸素と栄養を運び、老廃物を持ち帰っています。
そして、肌の中にはコラーゲンを生成する繊維芽細胞があり、この細胞に栄養がたどり着かないとコラーゲン生成能力が衰え、その結果、肌は弾力を失い、劣化してシミやシワにつながります。
漢方薬には、活血薬というものがあります。肩凝り、頭痛などの改善と共に微小循環障害の改善に役立つ丹参(たんじん)を主成分とする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」
がその一つ。
外からのスキンケアだけでなく、血管力を高めて健康長寿に若さと美しさをプラスしましょう。
岡山ミニコミ:
170.健康と美しさをサポートする漢方!
―暖かくなり、薄着での外出が増えると気になるのがボディーライン。新しい出会いも多い時季だけに、スタイルを変えて好印象をアピールしたいと思っています。ダイエットをサポートしてくれる漢方を教えてください。(35歳・女性)
以前、テレビで「メタボリックシンドロームには杜仲茶(とちゅうちゃ)がいい」と紹介され、当薬局にも問い合わせが殺到しました。
メタボリックシンドロームは糖尿病、高血圧、高脂血症などの危険因子を併せ持っている内臓脂肪型肥満の人を指しますが、脂肪過多症の人のサポート漢方としては、家畜に与えるとやせてしまうという痩羊草(そうようそう)が入った「三爽茶(さんそうちゃ)」がおすすめです。また、お酒や甘いもの、脂っこいものが好きな人には「温胆湯(うんたんとう)」、消化を助ける「晶三仙(しょうさんせん)」が適しています。さらに、最近は腸内環境が注目され乳酸菌のL・ロイテリ菌は〝脂を食べる乳酸菌〟として体重増加の抑制効果があるとされています。
思うようにやせられないと悩んでいるなら、試す価値はあるでしょう。ただし、大切なのは自分の健康状態を自覚し、食生活と適度な運動を常に意識し、漢方を上手に取り入れることです。
岡山ミニコミ:
169.鼻水止まらない。目が痒い!
―やっと温かくなってきたと思った途端、ここ1、2年出てなかった花粉症に襲われています。
鼻水、鼻づまり、目の痒(かゆ)み…。元気が出ません。よく効く漢方薬はありますか。(25歳・女性)
普段の生活に支障が出るほど花粉症がひどい人にとっては、花粉が多く飛散する時季をいかに乗り切るか、苦労しますね。体質改善を進めながらオーダーメードの治療を行うのが漢方スタイル。花粉症の症状別にみると、タイプは大きく2つに分けられます。
大量の水鼻、くしゃみ、涙目の人を「寒証」(寒体質)と呼び、水鼻を止めたい人には、まず小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をお勧めします。それでも症状が止まらなければ麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を用います。
目の痒みや充血、黄色の粘ついた鼻水の人は「熱証」(熱体質)です。痒みや目の充血には風邪ののど痛に使う銀翹散(ぎんぎょうさん)、充血や腫(は)れが強いときは越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を用います。
寒と熱が混在することも多く、そのときは症状の強弱により併用するとよいでしょう。
漢方の花粉症対策は、眠くなったり口が渇いたりすることはありません。服用する際は専門家に相談してください。