岡山ミニコミ:
111.ストレスで体調が悪い人に・・・
-東日本大震災の発生以来心落ち着かない日々が続いています。姉一家が東北に住んでいるので余震や原発の報道も人ごとではなく・・・。そのせいか最近体調も優れず困っています。(29歳・女性)
春は、引っ越しや入学、入社など環境の変化に心と体が追い付かず、ただでさえストレスがたまって体調を崩す人が増える季節。社会状況を考えると、今年はそんな人が例年より増えてもおかしくありません。
この時季になると、ストレスと関係の深い臓器「肝」の負担が大きくなり、胃腸障害が現れやすくなります。対処法は、まず朝は早く起き、散歩やスポーツで全身の筋肉を緩め、気分をリラックスさせること。食べ物は酸味があるものの取り過ぎに注意し、甘い物を適量取って胃腸の元気を養うようにしましょう。
また、香りの強い薬草を多く含み、アロマを凝縮したような漢方「開気丸」もよく用います。木香(もっこう)、枳穀(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮などには、うっ滞した「気」をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除く作用が。また、延胡索(えんごさく)には、優れた鎮痛作用があります。
さらに、目が疲れやすくなったり、血圧が急に上昇したりした人には「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」、イライラが強い場合は「逍遥(しょうよう)顆粒」がお勧めです。
岡山ミニコミ:
110.美肌の漢方で紫外線対策
ー日が長くなるにつれて、日差しも強くなってきたように感じます。肌が弱いので、日焼け止めもあまり使えず、紫外線対策にいつも頭を悩ませています。良い漢方はありませんか。(32歳・女性)
まず紹介したいのが、美容と健康に使うモデルさんにも人気の「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」。”女性の宝”といわれる薬草「当帰」をふんだんに含む婦宝当帰膠は、女性にとって大切な血を補い、月経不順、貧血、冷え、シミなどを緩和。肌や髪の毛の潤いを取り戻し、女性本来の美しさを引き出してくれます。クセのないシロップ状なので、お湯や紅茶で薄めて飲んでもOK。「飲んですぐに体が温まるのを実感できる」との声も多く聞きますね。
また中国の奥地に自生するグミ科の植物「沙棘(サージ)」も、肌を元気にする効果が期待できます。
果実から取れる真っ赤な油は”美肌油”の別名を持ち、肌の再生を促進。強い抗酸化作用があり、肌の老化の原因となる体のサビを防いでくれます。中国では潰瘍(かいよう)や色素沈着の治療にも応用されています。果汁エキスには、美白効果・美容効果が期待できるビタミンC、アミノ酸、ミネラルが高濃度に含まれ、果皮・果肉は血液の循環を促すフラボノイドが豊富。肌に塗るクリーム状の「セ・サージ」、服用する「紅沙棘」(油)「沙棘精」(果汁)など、多様なタイプがありますよ。
岡山ミニコミ:
109.”飲むカイロ”で冷え対策
ー春が近づき、寒さも和らいできたのに、私の冷え性はいっこうに良くなりません。寒くて寝付けないほど、ひどくて悩んでいます。 (30歳・女性)
日本に来ている中医師(中国の漢方医師)が口をそろえて戒めるのは、生食を好む日本人の食生活。キュウリやトマトですらいためて食べる中国の人から見ると、心配でならないそうです。
中国では、食べ物を「温める作用を持つ」「冷やす作用を持つ」「どちらでもない」の3つに分け、冬は温性の野菜や肉類を食べることで厳しい寒さに、逆に夏は、生野菜などの寒性の食べ物で暑さに対応します。
中国漢方の主な冷え性対策は、血液循環を良くするほか、全身の陽気(エネルギー)を高め、血液の量を増やすこと。貧血気味の人の血液を増やし、血行を促進する漢方薬では、当帰が主薬の「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」をよく使います。
また当帰とショウガの入った「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」も、日本でおなじみの漢方です。腎の働きを補い、体力増強に効果のある鹿茸(ろくじょう、鹿の幼角)と人参を配合した「参茸補血丸(さんじょうほけつがん)」も、陽気(エネルギー)不足が顕著な人にはお薦め。
気血を補い、全身の機能を高めて体をしんから温める、”飲むカイロ”ともいうべき中国漢方と食生活の見直しで、冷え対策をしましょう。
岡山ミニコミ:
108.体質によって異なる花粉症対策
-今年は花粉の飛散量が多いそうですね。昨年は少なかったせいか、症状が軽くて済んだのですが、今年はひどくなりそうで心配です。漢方ではどんな対処法がありますか。(40歳・女性)
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ・・・。花粉症の症状が重い人にとって春は憂鬱(ゆううつ)な季節ですね。今まで大丈夫だったのに今年急に発症-ということもあるので注意が必要です。
花粉症などのアレルギーは、外敵から身を守る免疫力の過剰反応。逆に免疫力が低下するとひきやすくなるのが風邪」。花粉症や風邪の対策には、この免疫力を正常に機能させることが大切です。
漢方では体質改善を促しながら症状を抑えます。水っぽい鼻汁が多い、鼻が詰まる、くしゃみが出る、のどの痛みはなく目も赤くない-という「寒体質」の人には、最もポピュラーな鼻炎漢方「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」を。体を温めて乾燥させ、症状を改善する効果が期待できます。また体が熱っぽく、目・鼻・のどの粘膜が腫れ、目がかゆく鼻汁も黄色く粘ついた「熱体質」の人には、風邪薬としても使う銀翹散(ぎんぎょうさん)」がお勧めです。いずれも、飲んでも眠くならないのでその点はご安心を。
さらに症状に関係なく、粘膜のバリアー機能を高め体質改善を促すオウギの入った「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」を組み合わせると良いでしょう。
岡山ミニコミ:
107.漢方のノロウイルス対策
ー小学校や保育園で、ノロウイルスに集団感染したというニュースを耳にしました。私も、小学生の子どもが2人いるので心配です。漢方の予防・対処法はありますか。(34歳・女性)
冬、風邪やインフルエンザとともに心配なのがノロウイルスの感染。感染性胃腸炎の原因となるウイルスで、主な症状は、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢(げり)、腹痛など。軽い風邪のような症状が現れる場合もあります。
実は当薬局でも今、ノロウイルスの対策の漢方についての問い合わせが増えています。そんなときご紹介しているのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)」。人ごみに入った後には、うがい・手洗いとともに、るのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)を忘れずに。るのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)はそのまま飲んだり、うがいに使ったり、エキスを練りこんだ飴(あめ)をなめたり・・・とさまざまな形で手軽に利用できます。胃がムカッとしたり、身近な人が感染している場合は、漢方薬の「かっ香正気散(かっこうしょうきさん)『商品名:勝湿顆粒』」をるのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)と併用するとよいでしょう。
また、免疫力が低下していう高齢者の風邪や肺炎対策の問い合わせも増えています。”飲む点滴”「るのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」、皮膚や粘膜に潤いをもたらす「百潤露(ひゃくじゅんろ)」を、板藍茶と併用することをお勧めします。
岡山ミニコミ:
106.板藍茶で手軽に風邪対策
ー高齢の母親と一緒に暮らしています。体力が落ちていて、風邪や肺炎も命取りになりかねないので、家族全員で体調管理に気を配っています。知り合いに、お茶や飴(あめ)で手軽に風邪対策ができる漢方があると聞いたのですが・・・。(58歳・女性)
本格的な風邪のシーズンを前に、当薬局でも予防や対策に関する問い合わせが増えています。お知り合いの方が話していた漢方は、おそらく「板藍根(ばんらんこん)」でしょう。
アブラナ科・ホソバタイセイの根のことで、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれています。中国ではインフルエンザのシーズンに、小中学校の校門で、登校してきた子どもたちののどに板藍根の煎(せん)じ液を吹きかけて、健康管理に用いることもあるほどその効果は信頼されています。
風邪対策には、板藍根のお茶を飲んだり、このお茶でうがいをすること。飲んでも眠くならないので、車の運転や勉強に支障が出ず、会社勤めの方や受験生にもお勧めできます。また板藍根のエキスを練り込んだのど飴もあるので、外出時に携帯しておくと良いでしょう。
風邪もインフルエンザもウイルスを寄せ付けないことが大切。規則正しい生活と、「うがい・手洗い・板藍茶」、そして、免疫力に不安がある人は漢方「衛益顆粒(かりゅう)」も活用しながら、この季節を乗り切りましょう。
岡山ミニコミ:
105.更年期の不快症状に「二至丹」
ー最近、暑くもないのに汗をかいたり、体がのぼせたり・・・という症状に悩まされています。もしかして更年期障害でしょうか。白髪も増えて老け込んだ気がして、気分も優れません。(52歳・女性)
更年期の症状はとても多様で個人差がありますが、中医学では、気の巡りが悪くなり、血液の貯蔵庫である”肝”の機能が低下する①「肝気鬱滞(かんきうったい)、”肝”とホルモン系の働きをつかさどる”腎”の機能が低下し、体の潤いが不足する②「肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」、血行不良になる③「お血(おけつ)」と、主に3つのタイプに分類します。
相談者のようにのぼせがひどく、白髪や抜け毛が気になる方は②の「肝腎陰虚」タイプですね。このタイプに使用する漢方が「二至丸(にしがん)」。
冬至に収穫する「女貞子(じょていし)」と、夏至に収穫される「早蓮草(かんれんそう)」を合わせて作ることから、その名が付けられました。
女貞子は、モクセイ科のトウネズミモチの成熟果実。肝腎を補い、めまい、耳鳴り、白髪などの症状に効果が期待できます。また早蓮草は、血を涼め、止血、髪の毛を黒くするなど作用が。この2つの生薬を合わせた二至丸は、更年期の不快症状や、早期の白髪に用いられ、日本では「二至丹(にしたん)」という名前で発売されています。
岡山ミニコミ:
104.潤いアップで体の乾燥を予防
-猛暑が過ぎ去って、ほっとしたのもつかの間、今度は肌の乾燥に悩まされています。のども乾燥して体調が優れません。何かいい漢方があれば、教えてください。
(32歳・女性)
夏の暑さも落ち着き、爽やかな秋を感じるようになると、”乾燥”によるトラブルが起こりやすくなるので油断禁物。
夏の間に①大量の発汗②冷房による皮膚への負担③暑さによる睡眠不足④冷たいものの取りすぎ-などがあると、体の潤いを維持できなくなり、秋は通常以上に乾燥に悩まされます。
この乾燥は、肌はもちろん、のど、鼻、口、髪、目の乾き、腸管の乾燥による便秘、女性の膣(ちつ)分泌液の不足をも引き起こします。また、乾燥によって体表の防衛力が失われ、免疫力が落ちて、風邪・インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることも。細菌やウイルスから体を守るためにも、潤いは必要なのです。>
潤いをもたらす主な食材は、ゴマ、レンコン、キノコ類、キクラゲ、ユリネ、ナシ、ビワ、豆乳、はちみつなど。そして甘酸っぱい味を食事に取り入れるとよいでしょう。
また漢方では、「百合(びゃくごう・百合の根)」「北沙参(きたしゃじん)」「玉竹(ぎょくちく)」が成分の、ほんのり甘い「百潤露(ひゃくじゅんろ)」を用いるとよいでしょう。
岡山ミニコミ:
103.大盛況だった親子漢方教室
夏休み恒例のこのイベントも今年で6回目。”薬食同源”の考え方、食の大切さを子どもたちに楽しく学んでもらうため、紙芝居を使ったクイズ形式で進めていきます。
漢方と食べ物は全く別物だと思うかもしれませんが、自然のものを口にするという意味では同じ。その違いはどこにあるのでしょう。分かりやすい例を挙げると、同じ根っこでも、大根やニンジンはおいしくて栄養があるから食べ物。薬用人参はまずいけど体に良いから薬。トウモロコシのヒゲや柿のヘタのように、食べない部分も薬になる場合があります。そんな分類を教えると、子どもたちは好奇心たっぷりの表情で聞いてくれました。
いくつかの漢方材料は、実際に触って、においをかいで、味わってもらいました。くさくて渋い動物の骨の化石、セミの抜け殻、イグサ、ナスのヘタ、水晶も薬になることを話すと目を丸くして驚いていましたね。
参加した方からは下記のような感想が寄せられ、うれしく思っています。
<子どもの感想>
家にあるものが、お薬になることにびっくりしました。捨てるものもお薬になるのは知りませんでした。
<親の感想>
漢方が普通の食べ物と境がないこと、普段の食事の重要性を改めて感じて、胸が痛かったです。
岡山ミニコミ:
102.日焼けによるシミを防ぐには・・・
ー肌が弱く、普段から日焼けには気を付けていますが、先日、子どもと海に出掛けた際に帽子を忘れ、無防備にも長時間紫外線を浴びてしまいました。シミにならないか心配です。(32歳・女性)
シミの正体はメラニン色素。肌の新陳代謝が低下すると皮膚再生が滞ってメラニンが表皮に残り、シミ・ソバカスとなります。漢方では、血が、全身に酸素・栄養・熱などを供給する働きをすると考え、その血が停滞した状態を「瘀血(おけつ)」といいます。
シミのできにくい体づくりで大切なのは、全身の血の流れを良くして瘀血を取り除き、肌の新陳代謝を活発にすること。
そこで日々のスキンケアにお 勧めしたいのが、当帰を主成分とする「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」や、沙棘(さーじ)オイルが主成分の保湿クリーム「セ・サージ」。皮膚の再生を促 進し、肌の老化を抑制するので、体の内外から日焼けによるシミを防ぎます。保湿と消炎が同時にできる漢方保湿クリーム「瑞花露(すいかろ)」も、入浴後の サポートに効果的。
また、テレビの影響もあり、6月末から「紫根の化粧水」を作る原料となる紫根をお求めの方が増えています。紫根は「紫雲膏(しうんこう」という漢方軟膏の主成分で、やけどなどの症状に適用されるため、日焼けの後に紫根の化粧水をつけるのも良い方法でしょう。