岡山ミニコミ:
108.体質によって異なる花粉症対策
-今年は花粉の飛散量が多いそうですね。昨年は少なかったせいか、症状が軽くて済んだのですが、今年はひどくなりそうで心配です。漢方ではどんな対処法がありますか。(40歳・女性)
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ・・・。花粉症の症状が重い人にとって春は憂鬱(ゆううつ)な季節ですね。今まで大丈夫だったのに今年急に発症-ということもあるので注意が必要です。
花粉症などのアレルギーは、外敵から身を守る免疫力の過剰反応。逆に免疫力が低下するとひきやすくなるのが風邪」。花粉症や風邪の対策には、この免疫力を正常に機能させることが大切です。
漢方では体質改善を促しながら症状を抑えます。水っぽい鼻汁が多い、鼻が詰まる、くしゃみが出る、のどの痛みはなく目も赤くない-という「寒体質」の人には、最もポピュラーな鼻炎漢方「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」を。体を温めて乾燥させ、症状を改善する効果が期待できます。また体が熱っぽく、目・鼻・のどの粘膜が腫れ、目がかゆく鼻汁も黄色く粘ついた「熱体質」の人には、風邪薬としても使う銀翹散(ぎんぎょうさん)」がお勧めです。いずれも、飲んでも眠くならないのでその点はご安心を。
さらに症状に関係なく、粘膜のバリアー機能を高め体質改善を促すオウギの入った「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」を組み合わせると良いでしょう。
岡山ミニコミ:
107.漢方のノロウイルス対策
ー小学校や保育園で、ノロウイルスに集団感染したというニュースを耳にしました。私も、小学生の子どもが2人いるので心配です。漢方の予防・対処法はありますか。(34歳・女性)
冬、風邪やインフルエンザとともに心配なのがノロウイルスの感染。感染性胃腸炎の原因となるウイルスで、主な症状は、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢(げり)、腹痛など。軽い風邪のような症状が現れる場合もあります。
実は当薬局でも今、ノロウイルスの対策の漢方についての問い合わせが増えています。そんなときご紹介しているのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)」。人ごみに入った後には、うがい・手洗いとともに、るのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)を忘れずに。るのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)はそのまま飲んだり、うがいに使ったり、エキスを練りこんだ飴(あめ)をなめたり・・・とさまざまな形で手軽に利用できます。胃がムカッとしたり、身近な人が感染している場合は、漢方薬の「かっ香正気散(かっこうしょうきさん)『商品名:勝湿顆粒』」をるのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「板藍茶(ばんらんちゃ)と併用するとよいでしょう。
また、免疫力が低下していう高齢者の風邪や肺炎対策の問い合わせも増えています。”飲む点滴”「るのが、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれ、風邪やインフルエンザ対策でもおなじみの「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」、皮膚や粘膜に潤いをもたらす「百潤露(ひゃくじゅんろ)」を、板藍茶と併用することをお勧めします。
岡山ミニコミ:
106.板藍茶で手軽に風邪対策
ー高齢の母親と一緒に暮らしています。体力が落ちていて、風邪や肺炎も命取りになりかねないので、家族全員で体調管理に気を配っています。知り合いに、お茶や飴(あめ)で手軽に風邪対策ができる漢方があると聞いたのですが・・・。(58歳・女性)
本格的な風邪のシーズンを前に、当薬局でも予防や対策に関する問い合わせが増えています。お知り合いの方が話していた漢方は、おそらく「板藍根(ばんらんこん)」でしょう。
アブラナ科・ホソバタイセイの根のことで、”抗ウイルスの漢方”と呼ばれています。中国ではインフルエンザのシーズンに、小中学校の校門で、登校してきた子どもたちののどに板藍根の煎(せん)じ液を吹きかけて、健康管理に用いることもあるほどその効果は信頼されています。
風邪対策には、板藍根のお茶を飲んだり、このお茶でうがいをすること。飲んでも眠くならないので、車の運転や勉強に支障が出ず、会社勤めの方や受験生にもお勧めできます。また板藍根のエキスを練り込んだのど飴もあるので、外出時に携帯しておくと良いでしょう。
風邪もインフルエンザもウイルスを寄せ付けないことが大切。規則正しい生活と、「うがい・手洗い・板藍茶」、そして、免疫力に不安がある人は漢方「衛益顆粒(かりゅう)」も活用しながら、この季節を乗り切りましょう。
岡山ミニコミ:
105.更年期の不快症状に「二至丹」
ー最近、暑くもないのに汗をかいたり、体がのぼせたり・・・という症状に悩まされています。もしかして更年期障害でしょうか。白髪も増えて老け込んだ気がして、気分も優れません。(52歳・女性)
更年期の症状はとても多様で個人差がありますが、中医学では、気の巡りが悪くなり、血液の貯蔵庫である”肝”の機能が低下する①「肝気鬱滞(かんきうったい)、”肝”とホルモン系の働きをつかさどる”腎”の機能が低下し、体の潤いが不足する②「肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」、血行不良になる③「お血(おけつ)」と、主に3つのタイプに分類します。
相談者のようにのぼせがひどく、白髪や抜け毛が気になる方は②の「肝腎陰虚」タイプですね。このタイプに使用する漢方が「二至丸(にしがん)」。
冬至に収穫する「女貞子(じょていし)」と、夏至に収穫される「早蓮草(かんれんそう)」を合わせて作ることから、その名が付けられました。
女貞子は、モクセイ科のトウネズミモチの成熟果実。肝腎を補い、めまい、耳鳴り、白髪などの症状に効果が期待できます。また早蓮草は、血を涼め、止血、髪の毛を黒くするなど作用が。この2つの生薬を合わせた二至丸は、更年期の不快症状や、早期の白髪に用いられ、日本では「二至丹(にしたん)」という名前で発売されています。
岡山ミニコミ:
104.潤いアップで体の乾燥を予防
-猛暑が過ぎ去って、ほっとしたのもつかの間、今度は肌の乾燥に悩まされています。のども乾燥して体調が優れません。何かいい漢方があれば、教えてください。
(32歳・女性)
夏の暑さも落ち着き、爽やかな秋を感じるようになると、”乾燥”によるトラブルが起こりやすくなるので油断禁物。
夏の間に①大量の発汗②冷房による皮膚への負担③暑さによる睡眠不足④冷たいものの取りすぎ-などがあると、体の潤いを維持できなくなり、秋は通常以上に乾燥に悩まされます。
この乾燥は、肌はもちろん、のど、鼻、口、髪、目の乾き、腸管の乾燥による便秘、女性の膣(ちつ)分泌液の不足をも引き起こします。また、乾燥によって体表の防衛力が失われ、免疫力が落ちて、風邪・インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることも。細菌やウイルスから体を守るためにも、潤いは必要なのです。>
潤いをもたらす主な食材は、ゴマ、レンコン、キノコ類、キクラゲ、ユリネ、ナシ、ビワ、豆乳、はちみつなど。そして甘酸っぱい味を食事に取り入れるとよいでしょう。
また漢方では、「百合(びゃくごう・百合の根)」「北沙参(きたしゃじん)」「玉竹(ぎょくちく)」が成分の、ほんのり甘い「百潤露(ひゃくじゅんろ)」を用いるとよいでしょう。
岡山ミニコミ:
103.大盛況だった親子漢方教室
夏休み恒例のこのイベントも今年で6回目。”薬食同源”の考え方、食の大切さを子どもたちに楽しく学んでもらうため、紙芝居を使ったクイズ形式で進めていきます。
漢方と食べ物は全く別物だと思うかもしれませんが、自然のものを口にするという意味では同じ。その違いはどこにあるのでしょう。分かりやすい例を挙げると、同じ根っこでも、大根やニンジンはおいしくて栄養があるから食べ物。薬用人参はまずいけど体に良いから薬。トウモロコシのヒゲや柿のヘタのように、食べない部分も薬になる場合があります。そんな分類を教えると、子どもたちは好奇心たっぷりの表情で聞いてくれました。
いくつかの漢方材料は、実際に触って、においをかいで、味わってもらいました。くさくて渋い動物の骨の化石、セミの抜け殻、イグサ、ナスのヘタ、水晶も薬になることを話すと目を丸くして驚いていましたね。
参加した方からは下記のような感想が寄せられ、うれしく思っています。
<子どもの感想>
家にあるものが、お薬になることにびっくりしました。捨てるものもお薬になるのは知りませんでした。
<親の感想>
漢方が普通の食べ物と境がないこと、普段の食事の重要性を改めて感じて、胸が痛かったです。
岡山ミニコミ:
102.日焼けによるシミを防ぐには・・・
ー肌が弱く、普段から日焼けには気を付けていますが、先日、子どもと海に出掛けた際に帽子を忘れ、無防備にも長時間紫外線を浴びてしまいました。シミにならないか心配です。(32歳・女性)
シミの正体はメラニン色素。肌の新陳代謝が低下すると皮膚再生が滞ってメラニンが表皮に残り、シミ・ソバカスとなります。漢方では、血が、全身に酸素・栄養・熱などを供給する働きをすると考え、その血が停滞した状態を「瘀血(おけつ)」といいます。
シミのできにくい体づくりで大切なのは、全身の血の流れを良くして瘀血を取り除き、肌の新陳代謝を活発にすること。
そこで日々のスキンケアにお 勧めしたいのが、当帰を主成分とする「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」や、沙棘(さーじ)オイルが主成分の保湿クリーム「セ・サージ」。皮膚の再生を促 進し、肌の老化を抑制するので、体の内外から日焼けによるシミを防ぎます。保湿と消炎が同時にできる漢方保湿クリーム「瑞花露(すいかろ)」も、入浴後の サポートに効果的。
また、テレビの影響もあり、6月末から「紫根の化粧水」を作る原料となる紫根をお求めの方が増えています。紫根は「紫雲膏(しうんこう」という漢方軟膏の主成分で、やけどなどの症状に適用されるため、日焼けの後に紫根の化粧水をつけるのも良い方法でしょう。
岡山ミニコミ:
101.夏のアウトドアで役立つ漢方
-去年の秋、友達に誘われて紅葉の山に出かけたのを機に、登山にハマってしまった”山ガール”です。夏もガンガン登りたいと思っているのですが、暑さに弱いので少し心配です。(25歳・女性)
夏といえばアウトドア。海、山、川でレジャーを楽しもうと計画中の方も多いですよね。ただ注意しなければならないのが暑さ対策。夏の暑さは、大量の発汗により、体液だけでなく体力(気すなわちエネルギー)をも消耗します。
気を消耗すると、心臓の機能が弱まり、さらに発汗により血液が濃くなり、粘りを持つようになります。そうすると、血栓(けっせん)ができやすくなり、狭心症や心筋梗塞(こうそく)を招く危険性も。炎天下でのゴルフ場での突然死という話もよく聞きますよね。
そんなときに力を発揮するのが、”飲む点滴”といわれる漢方「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」。汗とともに失われたエネルギーを補い、体力や心臓機能を高める作用がある人参(にんじん)、体液を作り出す作用がある麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)で構成されています。疲労物質を分解してくれるので、運動をする人にはうってつけ。
また、登山を楽しむ人は、酵素の取り込みを高め、高地での酸欠状態がもたらすさまざまな症状を抑える漢方「心沙棘(しんさーじ)」も併せて利用するとよいでしょう。
岡山ミニコミ:
100.口にするものの大切さ
-社会人になり、親元を離れて一人暮らしを始めた途端、、ひどい便秘になりました。思い当たる変化といえば、忙しくて自炊をする時間がなく、外食ばかりしていること。苦手な野菜を口にすることも減りました。やっぱり食生活が原因でしょうか。
(22歳・女性)
普段何気なく口にしているものが私たちの体をつくり、良くも悪くも健康に影響を与えるということ。だから、決して食べ物を軽視してはいけないこと。今回のことは、そんな当たり前の事実に気付き、改めて自分の健康や食生活について考える良い機会になったことでしょう。
口にするという意味では薬も食べ物も同じ。”薬食同源”という言葉もあるように、どちらも生命を養い、健康を維持する役割を持ちます。野菜としておなじみの山芋やシソが漢方薬として処方されている事実が、その良い例でしょう。
漢方では体を構成する「気(生命のエネルギー)・血(血液とその機能)・水(体液)」の状態によって体質を診断します。そして食物の五味、酸・苦・甘・辛・鹹(かん・塩辛いの意)の持つ効用などを考慮し、体質に合った食養生(普段の食事による健康管理)を導き出します。
自分の体質を知り、それを踏まえて食生活を見直すのが健康への第一歩。食べ物も薬も、”自分の体に合ったものを適量とること”が大切なのです。
岡山ミニコミ:
99.肌のトラブルには・・・
ー敏感肌で乾燥や吹き出物などの肌トラブルにいつも悩まされています。最近紫外線が強くなってきたせいか、肌のコンディションがとても悪くて・・・。仕事が忙しく生活が不規則で、ストレスがたまりがちなのも関係ある気がします。(26歳・女性)
これからの時季、お肌の大敵は紫外線。紫外線はシミ、シワ、カサつきなど肌の老化の原因になります。日焼け止めや日傘、帽子での外からのガードはもちろん、体の内からケアすることも大切。まず睡眠や栄養をしっかり取って、なるべく規則正しい生活を送ることを心掛けましょう。その上で、次のような漢方を服用すると、美肌効果が期待できます。
まず紹介するのが”女性の宝”といわれる薬草「当帰」をふんだんに含む「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」。女性にとって大切な血を補い、月経不順、貧血、冷え、シミなどを緩和。肌や髪の毛の潤いを取り戻し、女性本来の美しさを引き出してくれます。クセのないシロップ状なので、お湯や紅茶で薄めてもOK。
また、グミ科の植物「沙棘(サージ)」の果実からとれる真っ赤な油は”美肌油”と呼ばれ、皮膚の再生を促し、老化を抑制する働きがあります。肌に塗るクリーム状の「セ・サージ」、服用する「紅沙棘」「沙棘精」など、さまざまなタイプが。日々のスキンケアにオススメです。