岡山ミニコミ:
241.五月病に使われる漢方とは・・・
-今春、新社会人として就職しましたが、緊張の連続で胃腸の具合が悪く、お腹が張り、困ったことにガスも頻繁です。(20歳・男性)
この時期、新人社員や新入生などによく見られるのが、環境の変化に心身がついていけない「五月病」。
新しい職場になじめないストレスで肝の気が停滞し、高ぶる人がいます。若い人や体力のある人に多くみられ、イライラしたり、怒りっぽくなったり、攻撃的な精神状態になりやすいこともあります。消化器系にも異常が現れ、胃やわき腹が痛む、ガスがたまり腹が張る、下痢や便秘をする、残便感が取れない―といった症状も現れます。
こうした場合、まずは、うっ滞した気の流れをスムーズに流すことで胃腸の機能を調整することが先決。漢方薬の「開気丸」をおすすめします。開気丸には、芳香性の揮発性成分を含む生薬が多く配合されています。木香(もっこう)、枳穀(きこく)、厚朴(こうぼく)、陳皮などは、うっ滞した気をスムーズに流すことで胃腸の働きを整え、腸内のガスを取り除く作用があります。また、開気丸はその名の通り、うっ積した気を開くもの。ストレスと緊張が多い職場に勤める人にはスッキリ〝パワー〟を与えてくれるでしょう。さらに、香りのある野菜(シソ・セロリなど)を加熱せずに食卓に取り入れましょう
岡山ミニコミ:
240.枸杞(ゴジベリー)とは・・・
最近話題のクコの実(ゴジベリー)は漢方ですか?(40歳代女性)
杏仁豆腐の上の赤い実と言うと、すぐわかると思います。これがクコの実です。
ゴジベリーとも呼ばれ、健康食材として最近特に親しまれていますが、漢方では枸杞子(くこし)として、長い歴史の中で、薬効(滋補肝腎・明目)を持つものとされてきました。葉は枸杞葉、根は地骨皮としてすべてが有用な働きを持ちます。
ただ、甘く美味しい実は、オンライン・スマホ時代のスーパーフードとして、手軽に取り入れていきたいものです。
○目の疲れ、乾き ○肝臓の疲れ ○お肌の疲れ ○全身の疲れ にお勧めです。
日本の植物分類学の父と言われる牧野富太郎博士は「長生きしたければ枸杞を食え」と書いて自室に掲げていました。
美味しく食べるためには、最高位の品質を意味する貢果枸杞(こうかくこ)が、大粒でお勧めです。1日10粒で十分ですが、甘さもコクも濃縮されていて、つい食べ過ぎてしまいます。
また、果汁100%のクコジュースは、原液のままでも、枸杞オレンジジュース・ホット枸杞ネード・スムージーでも楽しめます。
岡山ミニコミ:
239.花粉症シーズンを乗り切るには・・・
今年は花粉の飛散が多いとのこと。マスク生活に慣れましたが、マスクしていても昨年は辛かったです。色々な方法でシーズン乗り切りたいです。(30歳・女性)
花粉をはじめ、ウイルスや細菌などは、体に襲いかかる外敵。これを防ぐために私たちの体には皮膚や粘膜にバリアーが張りめぐらされています。
バリアーの弱い人は、風邪をひきやすく、こじらせやすく、温度変化に弱いため季節の変わり目に体調を崩しがちになります。このバリアー機能を高め、免疫力を調整する代表的な植物が黄耆(おうぎ)です。
黄耆には免疫力を高めるだけでなく、過剰な反応は抑えて正常に戻す働きがあるので花粉症の体質改善にも役立ちます。黄耆が主成分でバリアー機能を高める働きがある「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」商品名「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」がお勧めです。 シーズンに入ったら小青竜湯や麻黄附子細辛湯などの鼻炎漢方と併用します。また、「漢方は苦手」という人や子どもさんには、L・ロイテリ菌などの乳酸菌の摂取から始めてはいかがでしょう。さまざまな医療・医薬の分野で注目されるL・ロイテリ菌は、母乳由来で、腸内環境を改善し、〝腸管免疫〟を向上させてくれるので感染対策とともにアレルギー体質改善につながります。
岡山ミニコミ:
238.現代医学と伝統医学(漢方)~二刀流のすすめ~
-最近、漢方を勧めるお医者さんが増えたように思うのですが、何故ですか?
はじめに、現代医学と伝統医学(漢方)の違い、利点と弱点をお話ししましょう。まずほとんどの病院やお医者さんは現代医学です。医学部や薬学部で勉強するのも、主は現代医学です。これは江戸時代にオランダから入ってきた蘭方から発展したもので、その時にもともとあった伝統医学が、蘭方に対して漢方と呼ばれるようになりました。
その現代医学の中心は検査で、検査で異常を見つけて正常に戻すよう、薬や手術を使います。異常を見つけたら、その治療はある程度確立されています。ただ異常がない、見つけられないときは対応の方法を持ちません。
今回の新型コロナウイルスも、姿が見えない間は手の施しようがなかったですが、正体が分かったら、ワクチンや薬が開発され戦いが始まりました。ただ、敵が変身(変異株)すると、また分かるまで対応できないのです。
この現代医学に対して伝統医学は、体の治る力をサポートするものなので、異常が無くても症状があれば対応できるし、ウイルスが何者かわからなくても、出た症状に対して対応します。また、感染しないのでなく、感染しても症状が軽く、また重症化しないサポートをしていきます。
こう考えるとお互いの利点を活用する医療、すなわち二刀流医療が必要だと考えるお医者さんが漢方薬が処方されるようになったと言えます。
私たちは検査はしっかりとして、これまで同様に衛益顆粒、板藍根、銀翹散で風邪・インフルエンザ対策をすることが、コロナ禍を乗り切る最良の方法だと思います。
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237.抜け毛でお勧めの漢方薬!
-最近、抜け毛が気になります。漢方で防げますか?
「髪は女の命」といいますが、最近、脱毛に悩む女性が増えてきました。特にステイホームでストレス溜まったり、オンラインで目を酷使することが増えています。普通、私たちの毛髪は6年周期で生え替わっていますが、これをコントロールしているのは男性ホルモン(女性にもあります)と毛母細胞の栄養状態。これに強く影響を与えるのがストレスだといわれています。1日60本程度の脱毛は正常の範囲内で心配はありませんが、これより大幅に多かったり、細く短い毛まで抜けるようなら問題です。中国医学では、髪は「腎の華」「血の余り」といいます。つまり急に脱毛したり、年齢に不相応に白髪が増えた場合は、「腎」の機能低下や血液不足、血液の循環不良などを疑います。また、ストレスが増えると「肝」に負担がかかり、その結果、お血(血液の滞り、汚れ)が生じ、髪の毛にゆきわたる栄養や酸素が不足して脱毛や白髪が増えると考えます。漢方では「腎」を強化し目を守るには杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などを、「肝」の働きを調整するには逍遥散(しょうようさん)に肝・腎強化の何首烏(かしゅう)をそれぞれ用います。何首烏は薬膳(ぜん)にもよく用いられ、毛髪には欠かせない代表的な薬草です。さらに、冷えや生理血の量の少ない人は、血を作る作用のある婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)を、頭痛、肩こりがあり生理血にレバー状の塊がある人は、血の流れをよくする冠元顆粒(かんげんかりゅう)などを併用するとよいでしょう。また、黒ゴマ、黒豆、くるみ、ドライフルーツ、緑黄色野菜、海草などの食品は髪に良いだけでなく、皮膚の老化防止にも役立ちます。
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236.重症化の基礎疾患対策は微小循環改善
感染者数は落ち着いてきましたが、”基礎疾患がある方””肥満傾向の方”の死亡報告を聞くと他人事ではありません。(50歳代・女性)
感染重症化の基礎疾患とは、高血圧・糖尿病・心臓病などの血液循環にかかわる疾患です。肥満傾向の方はこれらの疾患を持っているか、また悪化の後押しとなってしまいます。そしてこの感染後には、血栓症を引き起こすことも分かってきました。そこでお勧めの漢方は、丹参(タンジン)を主成分とする冠元顆粒(かんげんかりゅう)です。血管と血液に作用して、全身にめぐらされている毛細血管の流れを改善します。高血圧やめまい、動悸という症状の改善だけでなく、肩こりや冷えの改善も実感できるのがこの漢方の特徴です。
中国武漢での発症時、血栓症対策で使用した血必浄注射液の構成は、この冠元顆粒に類似するもので、初期の段階から血栓対策をしていた中医学のすごさには驚かされました。
微小循環障害はいずれ誰にでも訪れるものです。肩こりや冷えの段階で対応すること、漢方とともに運動と食事も気にかけることが大切です。
減塩を心掛け、大豆などのタンパク質、魚と野菜、海藻を摂取すること、そして体重管理に心掛けましょう。
岡山ミニコミ:
235.解熱剤や抗生物質を使っても、微熱が下がりません
-37度ちょっとの微熱が下がりません。こんな時期なので、感染したのかと心配です。(65歳女性)
現代、熱は体温計で測っていますが、体温計のない時代の漢方は、実熱(じつねつ)と虚熱(きょねつ)の2パターンで熱を考えていました。
クルマのエンジンのオーバーヒートに例えると、高速で長時間走ってエンジンの温度が上昇したオーパヒートが『実熱』、普通に走っているのに冷却水が減ってのオーバーヒートが『虚熱』になります。実熱は冷やせばいいので、解熱剤や抗生物質で改善します。
ご相談の微熱はこの虚熱と思われます。つまり体に潤い(水分)が無くなってきた高齢の方やや大量の発汗があった病後の人などの微熱です。炎症がないので、解熱剤や抗生物質では効きにくく、潤いと体力を補ってあげる必要があります。
漢方ではどのような処方があるかですが・・・
体液を補う麦門冬(ばくもんとう)、消耗を防ぐ五味子(ごみし)、元気をつける人参を配合した「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」がお勧めです。弱った脈を呼び戻す力=生脈散(しょうみゃくさん)という中国名で、心臓の働きを強めるとともに充分な水分を補ってくれます。
毛沢東主席の危篤時に使われたことは漢方の世界では有名な話。飲みやすい顆粒タイプですから1日2包をお茶代りに飲むと良いでしょう。
免疫力も高めてくれるので、この時期には最適の漢方とも言えます。
さらに毛細血管の流れをよくする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」との組み合わせがお勧めです。
岡山ミニコミ:
234.夜のトイレの回数が多いです
涼しくなって、夜間にトイレに起きる回数がぐっと増えました。寝た気がしないので、どうにかなりませんか。(60歳・男性)
夜間頻尿とは 、就寝中に排尿のために1回以上起きなければならないという訴えで、就寝中の排尿回数が2回以上になると生活の質(QОL)が低下するため、治療の対象となることが多いようです。 日本排尿機能学会が報告した40歳以上の排尿症状に関する調査では,夜間頻尿(1回以上:3回以上)の頻度は各々63%:14%だったそうです。
男性は、前立腺肥大に伴う排尿障害も疑われるので、まず受診が必要かと思いますが、異常なく加齢による機能低下からのものも少なくありません。
中国漢方では、加齢に伴う排尿のトラブルを「腎虚」の一つと考えます。ホルモン分泌や泌尿器、生殖器機能をつかさどる「腎」の働きが低下したことによるものと考え、参馬補腎丸(じんばほじんがん)や牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などの補腎薬でその機能を回復させていきます。さらに、漏れを止める固渋剤といわれる生薬、桑?蛸(そうひょうしょう)補骨脂(ほこつし)?実(けんじつ)などを配合した安固丹を併用すると改善が早まります。
恥ずかしがらず早めに健診を受け、併せて自然の力を上手に利用することをお勧めします。
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233.日焼け後にシミ・しわが心配!お勧めの漢方は?
-今年の夏は猛暑だったので、日焼け後のシミ・シワが気になります。漢方での対処法を教えてください。(47歳・女性)
日焼けは、皮膚のやけど。すなわち炎症です。今年の日差しはすごかったですね。年齢とともに肌の新陳代謝は低下し、日焼けが原因のシミやシワができやすくなります。また、日焼けにより体力が奪われ、免疫力も低下します。日焼け後にシミ・シワができにくい体質を作るためには、体の内側と外側からとのケアが必要となります。
まずお勧めしたいのが「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」。薬草「当帰」をふんだんに含む婦宝当帰膠は、血を補い、月経不順、貧血、冷え、シミなどを緩和。肌や髪の毛の潤いを取り戻し、女性本来の美しさを引き出してくれます。
次に中国の奥地に自生するグミ科の植物「沙棘(サージ)」も、肌を元気にする効果が期待できます。果実から取れる真っ赤な油は”美肌油”の別名を持ち、肌の再生を促進。強い抗酸化作用があり、肌の老化の原因となる体のサビを防いでくれます。紅沙棘(ホンサージ)は、この美肌油をのカプセルに詰めたもので、手軽に飲めるようになっています。
また、日焼け後すぐは、ユーカリ、丁子(ちょうじ)、を主に、ヨモギ、キハダ、緑茶を副成分とした漢方消炎スプレーを使用するとよいでしょう。
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232.今年の暑さは危険!熱中症予防にお勧め漢方
―今年の暑さは危険!。在宅ワークが続いていたの夫、部活が再開した子どもたちの熱中症が心配です。(35歳・女性)
屋外で長時間仕事をする人だけでなく、高齢者や糖尿病など持病のある人は、室内にいても熱中症の危険があるだけに注意が必要です。今年の暑さには特に注意が必要です。炎天下での仕事だけでなく、庭仕事やゴルフのお父さん、野球、サッカー練習中の子どもたちが突然倒れたという話を聞きますが、外出前に「麦味参(ばくみさん)顆粒」を1包飲んでおくことで熱中症対策になります。スポーツドリンクに数包溶かして持ち歩いてもOK!ツイッターでも話題になっている飲みやすい漢方です。働き盛りの人は、微小循環改善作用のある「冠元(かんげん)顆粒」も併せて使います。熱中症に似た夏血栓は命に直結しています。
冠元顆粒は、全身の99%地球2周半もの長さのある毛細血管の血流を改善してくれるものです。全身へ酸素と栄養を運び、老廃物を回収することで”スッキリ漢方”とも言われています。血液と血管のケアをする冠元顆粒と心臓をケアする麦味参顆粒は、この時期の最も強力な組み合わせといえるでしょう。
この機会に、普段の生活に漢方を取り入れて家族みんな、今夏も元気に乗り切ってください。