岡山ミニコミ: 58.風邪対策には板藍茶

ー受験生の息子を持つ母親です。息子も私も体質的に風邪を引きやすく、しかも、一度ひくとなかなか治りにくいのが悩みです。(45歳・女性)

 本格的な風邪・インフルエンザのシーズン到来を前に、戦々恐々としている人も多いことでしょう。特にわが子が受験生となると心配もひとしおですね。

 ひいてから慌てて病院や市販の風邪薬に頼る人が多いと思いますが、中国漢方は、事前に準備する危機管理の防衛対策。まずは、ひかないための体づくりに努めます。

 そこで登場するのが、”漢方の抗生物質”と呼ばれる「板藍茶」。板藍根という、アブラナ科のホソバタイセイの根のエキスを顆粒(かりゅう)状にしたお茶で、これを飲み、うがいをすることで風邪を予防します。

 中国の家庭では板藍茶がいつもストックされていて、とてもポピュラーな存在なんですよ。そのままお湯に溶かして飲むのはもちろん、癖がないのでココアやジュース、ほかのお茶に溶かしてもOK。エキスを練りこんだあめも市販されています。すでにひいてしまった人は、風邪薬と一緒に飲むと効果的。

 また、板藍茶は抗ウイルス作用があるので、へんとう炎、耳下腺炎、ヘルペス、ウイルス性肝炎にも用いられます。

※板藍茶は飲んでも眠くならないので、勉強にも支障がありません。

岡山ミニコミ: 57.衛益顆粒で体のバリアを強化

ー昼夜や日による気温差が激しい季節の変わり目には、必ず体調を崩します。風邪も引きやすく、朝起きるとのどが痛いことも多いのですが、良い漢方があれば教えてください。(42歳・女性)

 急激な気温の変化に加えて、たまっていた夏の疲れもどっと出てくるこの時季は体の不調を訴える人が増えます。

 本来私たちの体は、暑ければ毛穴を開いて熱を発散し、寒ければ熱やエネルギーを逃さないと同時に、冷たい風の流入を防ぐために毛穴を閉じる・・・というふうに、自然に体温調節ができる仕組みになっています。このバリア調節を行う、目に見えないスイッチを衛気(えいき)といいますが、気温の変化が激しい季節にはこれがうまく作動しないため、体調が崩れやすくなるのです。

 この衛気を強める漢方薬が「https://www.futabakanpo.co.jp/posts/(えいえきかりゅう)」。”飲む乾布摩擦”ともいえるこの漢方は、皮膚や粘膜のバリア機能を高めるので、風邪予防はもちろん「秋も花粉症に悩まされる」「汗をかいたら体がすぐに冷える」という方にも効果的です。飲みやすい顆粒をさゆで服用しましょう。

 そして、風邪がはやり始めたら、風邪の予防に効果的な「https://www.futabakanpo.co.jp/posts/」をお手元に準備するのをお忘れなく。”うがい・手洗い・https://www.futabakanpo.co.jp/posts/”で、今年も元気に冬を乗り切りましょう。



岡山ミニコミ: 56.天の気(酸素)を大切に

ー最近、酸素が注目され私もちょっと気になっています。漢方ではどう考えますか。(26歳・女性)

 漢方には「天の気」「地の気」という言葉があります。”気”とは、生命活動に不可欠なエネルギーのことです。

  地の気は口から入る水と食べ物を指し、大地からのエネルギーを体に取り込みます。良い水・良い食材は多くの気を持っています。また天の気は、空気中の清いもの、つまり主に酸素を指し、肺・皮膚呼吸で体に取り込むことで地の気と結合し、全身の「元気」を生み出していると考えます。

 きれいな空気をいっぱい吸うことや、森林浴、腹式呼吸が健康によいというのは、この天の気を取り込んでいるから。酸素を吸うと「頭がさえる」「疲れが取れる」「視野が広がる」感じがするのもこのためです。

 都会で暮らす現代人は水や食べ物と違って、空気だけはえり好みできません。また、酸素を上手に取り込めない人も増えているといいます。

 酸素が不足すると・・・

 ・よくあくびが出る

 ・睡眠時間は十分なのに眠い

 ・目が疲れやすい

 ・ダイエットしてもやせにくい

 ・お酒が残りやすい

そこで、意識的に酸素を吸ってリラックスし、健康を得ようとする考えが生まれたようです。

 「水と空気はタダ」という考えは、もはや昔のこと。私たち漢方家が気を大切にするように、酸素を大切にすること、すなわち酸素を生み出し、大地の気を蓄える緑を大事にすることを忘れずに暮らしたいものですね。

アロマ酸素コーナー



岡山ミニコミ: 55.脂肪過多には杜仲茶・三爽茶

ー最近話題のメタボリックシンドロームに効果的な漢方薬はありますか?(52歳・女性)

 メタボリックシンドロームとは内臓脂肪型肥満の人が、「糖尿病」「高血圧」「高脂血症」などの危険因子を併せ持っている状態をいいます。

 メタボリックシンドロームにはいくつかの判定基準がありますが、まず注意が必要なのは、ウエスト径(へそ回り径)が男性では85cm以上、女性では90cm以上の人。内臓脂肪型肥満が疑われるので、病院で血圧を測り、血液検査をして診断を仰ぐことをお勧めします。

 8月の初めにメタボリックシンドロームに杜仲茶がいいとテレビで紹介されたのをきっかけに、当薬局でも問い合わせが殺到しました。ダイエット目的で多くの方が飲み始めています。

 漢方では、脂肪過多症に効果のある「偏鵲(へんせき)」や家畜に与えるとやせてしまうという痩羊草(そうようそう)が入った「三爽茶(さんそうちゃ)」を利用します。またお酒や甘いもの、脂っこいものが好きな人には「温胆湯(うんたんとう)」消化を助ける「晶三仙」をお勧めします。

 でも大切なのは自分の健康状態を自覚し、食と運動を常に意識して生活習慣を見直すこと。最近注目されているのが、内臓脂肪指数や筋肉量を簡単に測定できる「高精度型体組成計」。当薬局でも常設し、利用者に好評をいただいております。



岡山ミニコミ: 54.大流行の”プール熱”に注意

ー今年も”プール熱”が大流行しているそうですね。子供がプールに行きたがりますが、感染症が心配でちゅうちょしています。何か予防法はありますか。(34歳・女性)

 夏の時季、子供を中心に流行するプール熱は、プールで泳いだ5.6日後に突然発症するところから付いた通称です。正式な病名は「咽頭(いんとう)結膜熱」。感染力の強いアデノウイルスが原因で、40℃近い高熱・のどの痛み・目の充血・下痢・嘔吐(おうと)などの症状が出ます。プールに限らず、公園や家庭での水遊びで感染することも多いんですよ。

 中医学の対処法としては、初期の目の充血・のど痛には「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」、下痢・嘔吐には「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」を併せて服用することをお勧めします。

 ただし、細菌やウイルス対策で重要なのは予防。プール熱にかからないためにも、外から帰ったらまずは手洗い。そして、抗ウイルス作用のある「板藍(ばんらん)茶」でのうがいを習慣にしましょう。体質強化のために「衛益(えいえき)顆粒」を日ごろから飲むのもいいですね。

 中医学の役目はあくまで予防と初期段階の対処です。症状が強いときは、すぐにかかりつけの医療機関を受診するようにしましょう。



岡山ミニコミ: 53.周期療法で赤ちゃんを授かりやすく

ー結婚3年目ですが、まだ子宝に恵まれません。検査の結果も特に異常がないと言われて途方にくれています。(28歳・女性)

 体に特に異常がないのに妊娠しないー。そんな方にご紹介している治療法に、中国の漢方「周期療法」があります。

 これは、基礎体温表を見ながら月経の周期に合わせて薬の配合を変え、服用する方法。女性の健康な体のバランスを取り戻し、赤ちゃんを授かりやすくします。

 服用するのは

  1.月経時=子宮内の血液を体外に排出させる漢方薬

  2.低温期=卵巣内の卵子を育てる漢方薬

  3.排卵期=卵子を排出、卵管を通じて子宮内に送り込み、卵子を受精可能な状態に育てる漢方薬

  4.高温期=受精卵を子宮内に着床させ、妊娠を継続する漢方薬

 周期療法に使う漢方薬は体質によって異なりますが、漢方初心者の方には飲みやすい丸薬や顆粒(かりゅう)タイプをお勧めしています。

 周期療法のメリットは、生理周期のどの時期からでも始められるということ。さらに、ふかふかのベッドのような子宮内膜を作る手助けをしているだけなので、ほかの治療や薬・サプリメントと併用しても特に問題はありませんよ。ただし月経周期がある程度正常な方が対象なので、生理不順・子宮内膜症・子宮筋腫の方は、月経周期を改善した後で周期療法に移行されるとよいでしょう。



岡山ミニコミ: 52.食も漢方も体質に合ったものを

ーテレビや雑誌で特定の食材が”健康に良い”と取り上げられると半信半疑ながらもつい試してしまいます。(43歳・女性)

 健康ブームが加熱する中、テレビで放送された食材がその日のうちにお店から消える・・・という話もよく聞きます。でも心配なのは、良いからといってやみくもに摂取してしまうこと。体質や摂取量によっては、逆に体に悪影響を及ぼす場合もあるんですよ。

 薬と食べ物は別物だと思っている人が多いかもしれませんが、”薬食同源”という言葉からも分かるように、生命を養い、健康を維持する役割では同じです。その良い例が普段食べている山芋やシソ。これらが中医学では薬として処方されていることー皆さんはご存知でしたか。だから薬と同様に、食べ物も体質や体調に合わせて適量を摂取する必要があるんですね。

 中医学では体を構成する「気(生命のエネルギー)・血(血液とその機能)・水(体液)」の状態によって体質を診断します。そして食物の五味、すなわち酸・苦・甘・辛・鹹(かん・塩辛いの意)の持つ効用などを考慮し、体質に合った食養生(普段の食事による健康管理)を導き出します。

 まずは自分の体質を知ることが大切。それを踏まえて、毎日の食生活を見直すのが健康への第一歩です。その延長線上に漢方など薬の服用があると考えましょう。



岡山ミニコミ: 51.沙棘(サージ)で肌を若々しく

ー季節の変わり目を迎え、肌荒れに悩んでいます。肌がカサカサになり、吹き出物もできやすく、しかもなかなか直りません。(30歳・女性)

 夏に向けて紫外線の量も多くなり、肌がストレスを感じやすい時期ですね。肌に良いといえば、沙棘(サージ)。

「サジー」「ゴールデンベリー」の呼び名でも知られる沙棘は、中国の四川・華北省の奥地に自生するグミ科の植物です。

 赤や黄色の果実を付け、厳しい環境でも育つことから「生命の果実」「砂漠の人参(にんじん)」とも呼ばれ、チベット医学やモンゴル医学で利用されてきました。

 その果実から取れる真っ赤な油は”美肌油”の別名を持ち、肌を再生させる力があります。果実植物トップクラスのビタミンEや野菜の数倍のβーカロチン、不飽和脂肪酸を含有。強い抗酸化作用があり、肌の老化の原因となる体のサビを防ぎます。この油は飲んでも塗っても良く、中国では潰瘍(かいよう)やニキビあとのケア、色素沈着にも応用されています。

 油だけでなく、果汁エキスにはビタミンC、アミノ酸、ミネラルが高濃度に含まれ美白効果が。さらに果皮・果肉は、血液の循環を促すフラボノイドを豊富に含みます。

 男性では「フケが解消した」「髪が太く、濃くなった気がする」という報告例もあるんですよ。

 肌に塗るクリーム状の「セ・サージ」、服用する「紅沙棘」「沙棘精」など、いろいろなタイプがありますので、まずはご相談ください。



岡山ミニコミ: 50.性機能をを高める「食用アリ」

ー近ごろ夫が働きづめでかなり疲れている様子。深夜の帰宅後、食事もそこそこにベッドへ直行するありさまです。結婚3年目で私はそろそろ子供が欲しいのですが・・・精力減退に効く漢方はありますか。(32歳・女性)

 最近、男性の精子の数や活動率低下についてメディアで取り上げられるのを目にします。少子化が深刻化している今、社会全体で真剣に向き合う必要がある問題といえるでしょう。

 減少の原因としては、過大なストレス、環境ホルモンの影響、食生活の乱れによる亜鉛不足などが考えられますが、中医学では腎の精気の不足によるものととらえます。精気が不足すると精力減退や不妊だけではなく、疲れやすい、足腰がだるい、脱毛などの症状を併発する場合があります。それを補うのが「補腎薬」。代表的なものでは「海馬補腎丸」などが挙げられます。

 また性機能を高める食品として注目されているのは食用アリ。自分の体重の400倍の物を持ち上げるといわれるアリは、中国では3000年ほど前から滋養強壮食品として活用されていました。

 不足すると精力・気力の低下を招く亜鉛、アミノ酸、タンパク質などの栄養素をバランス良く含み、免疫機能を調節する働きを持つのが特長。

 「疑黒多刺蟻」という黒アリにハトムギ・クズなどの植物成分を配合した「イーパオ」という錠剤タイプの漢方があるので、お試しになってはいかがですか。



岡山ミニコミ: 49.飲む目薬「杞菊地黄丸」

ーデスクワークでパソコンに向かう毎日。慢性的な目の疲れ、ドライアイ、視界の低下が悩みです。良い漢方があれば教えてください。(25歳・女性)

パソコンは現代人の必需品。仕事に限らず、目を酷使している人は多いことでしょう。

中医学では「肝は目に孔(あな)を開く」と言い、目は肝と深くかかわっていると考えます。また、血は目の栄養源で、目を使うことで血が消耗されるとも考えます。長時間、特に夜に目を使いすぎると血が消耗されて栄養が行き渡らず、目が乾き、かすみ、疲れやすくなり、さらに頭痛、肩こり、不眠、精神不安を引き起こし、イライラ、うつ状態、女性の場合は生理不順になることもあります。

そこでお勧めなのが”飲む目薬”とも言われる漢方薬「https://www.futabakanpo.co.jp/posts/(こぎくじおうがん)」。この薬のベースとなる「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」と「枸杞子(くこし)」には、肝を養い、糖血を増やす作用があります。また中に入っている菊の花は目の充血を抑え、視力回復に役立つ働きを持っています。

ー菊の花が目に良いとは知りませんでした。

乾燥した菊の花をそのまま急須に入れ、熱湯で数分抽出させて飲む「https://www.futabakanpo.co.jp/posts/」をご存知ですか。ほんのり甘く、香りも良いので女性に人気です。花粉症の目のかゆみも和らげてくれますよ。

 さらに効果をアップさせたい方は、目に良いクコの実をブレンドした「杞菊茶(こぎくちゃ)」をどうぞ。